風邪薬を飲まない方が良い理由
毎年一月になると風邪が悪化して、体調最悪な過去を過ごしてきたリュリです。
安静にするためひと月、休日を寝て過ごしては時間の無駄だし、咳のし過ぎで身体は痛いし呼吸も辛かった。
これからも毎年、一月を捨てるように過ごすなんてイヤだし、年々酷くなる風邪の症状が気になる。
それにフランスでの一人暮らしで、体調を崩すと物凄く不安になる。
このまま咳のし過ぎで死んじゃうかも!
大げさな話ではない。
お年寄りの死因に多いのだ。
この先を考えると、明日は我が身。
それで昨年は
[ 健康な身体になるんだ!]
と決意したのだ。
だから風邪薬は飲まない事に。
そして昨年の年末から今年の今まで、すぐに治る風邪未遂は4回あったが、昨年冬までのような本格的な風邪にはかかっていない。
なんで風邪薬の断捨離ができたのか、皆さんに是非聞いてほしい。
昨年、風邪について研究していたらこんな記事を目にした。
[ 風邪はほっておいても、だいたい3日でなおる ]
病院の先生の記事だった。
嘘〜、普通の風邪は3日で治るなんて知らなかった。
しかも
[ 風邪に効く薬はない ]
という。
世の中に出回っているのは、風邪の症状を緩和する薬。
なら、鼻水が垂れて接客ができないとか、クシャミが止まらなくて大事な会議に差し支えるなど、よほどの事がなければ薬を飲まなくたって良かったのだ。
[ はやめのXXロン]なんてコマーシャルをみて育ったので、風邪を感じたらすぐに風邪薬を飲まないと、ひどい事になるのではないかと、ずっと洗脳されていたのだ。
なんと、お医者さんの中には自分が風邪をひいても風邪薬を飲まない人が存在する。
さらには、[ このくらいの風邪で病院に来なくたって、寝ていれば治るのに]とネットに書いてあった。
そうか、そんなに医者や薬に頼らなくてもいいのか。
考えてみれば薬は身体にとって自然な物ではないはず。
今までは疑いもしなかったが、その飲んだ薬の毒性が身体に残留することはないのだろうか?
昨冬のひと月間、毎日薬を使い続けて、便秘症の私の身体はきちんと排出できているのか?
身体は溜まった不要物をどんな形でかは分からないが、健康であれば必ず出そうとする。
便、尿、汗以外で出し切れない残留物は、肌から痒みや吹き出物、炎症で出そうとする。
健康になっていく過程で毒素大放出なんて事になっては困る。
それから真剣に食事を見直した。
家ではなるべく減農薬の野菜中心。
りんご人参ジュースを朝飲む。
こんな簡単な事で、幼少期からの便秘が解消できた。
これで今まで以上に、毒素を便から出せる。
腸活という言葉を知ったのはこの頃だ。
免疫力アップには腸活が欠かせない。
それからは、風邪の研究から腸の研究に変わっていった。
さあ、2018年11月、待ちに待った風邪をひき始める時期到来。
風邪薬飲まないぞー、この冬は。
張り切ったところで、やはり風邪の症状は出るのだ。
3日間も風邪の身体でいるのはイヤだなぁ。
もっと早く治せないかなぁ〜
それなら風邪の進行を早めたら良いではないか!
だいたい、ノドが痛いとか寒気がして風邪がスタートする。
のちに鼻水や頭痛。
そして発熱、下痢。
発熱は風邪ウイルスと身体の最後の戦いで、この熱でウイルスが死滅する。
だったら自然の流れに身をまかせていないで、さっさと発熱くらいの体温に身体を温めれば良いのでは?
そして実行してみた。
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材料 コップ一杯分
レモン 半分
ハチミツ お好みの甘さで
チューブの生姜 2~3センチ
この三点を用意。
作り方
1. カップに、レモンを半分に切って手で潰してしぼる。皮ごといれる。
(皮を入れるのでオーガニックを愛用)
2. 生姜とハチミツ、お湯を入れたら出来上がり。
具合の悪い時は、面倒な事なんてやる気にならない。
とにかく簡単で手間がかからないのが一番。
だからこの際、生姜もチューブタイプ、レモンも手で潰すだけ。
どうしてこの3つなのか?
レモンにはビタミンCが豊富に含まれていて、免疫力アップに役立つ。
ビタミンCは殺菌作用の手助けをする。
さらにクエン酸が豊富で、疲労回復に役立つ。
疲れているから風邪をひきやすい。
疲れていたら治りが遅くなる。
それに美肌効果があるので、風邪による肌ダメージを抑えてくれる。
レモンの皮は絞った汁よりも、これらのいくつかの効果がアップする。
だから捨ててはもったいないのだ。
生姜は、血行促進、殺菌効果、整腸作用、抗炎症作用と、身体を温めたり、風邪による身体への影響を抑えてくれる。
ハチミツには殺菌効果があるので、ノドの痛みや咳止めに役立つ。
さらに美容的にみても保湿効果があり、熱で乾燥しがちになる肌の潤いをキープする。
1日に3~4杯、いつもの飲み物の代わりに飲み続けた。
ついでに常備しているビタミンCのサプリも多めに摂取。
たとえ摂取量が多過ぎても、ビタミンCは身体からでていってしまうから、風邪の数日間はしっかり摂取。
多く取り過ぎるとお腹が緩くなる場合があると書いてあっても気にしない。
むしろ便秘でウイルスが体内に停滞してしまうよりは、一刻も早く出してしまいたいので、願ったり叶ったり。
中からのケアをしたら、今度は身体の外から温める。
熱めのお風呂でもシャワーでも、簡単なほうで身体を温める。
その後は、できたら肌に触れる下着やパジャマは綿素材にして、暖かくして熟睡。
夜中に汗をかいたら、面倒でも着替えをオススメしたい。
汗による冷えや、肌あれを防ぐからだ。
ここ大事‼️
睡眠時間はいつもよりも長く確保したい。
身体が疲れていては、ウイルスとの戦いでバテてしまう。
睡眠中は起きている時ほど身体を動かしたりしないので、エネルギーの多くを身体の修復作業に使用できる。
夜間に消化でエネルギーをつかい過ぎないように、あまり食べずに早く寝る。
熟睡の為アルコール度数の高いお酒をおちょこ半分飲むと、身体は暖かくなるし眠くなるし、ノドの殺菌にもなる。
冬のはじめにポルトガルの甘いポルト酒を用意しておいた。
ワインが余っているときは、そこにレモン、チューブ生姜、ハチミツを入れてレンジで温めて飲んだら、超美味しかった。
ちなみにフランスでは、ホットワインがメニューにあるカフェもあるくらいポピュラーな飲み物。
生姜ではなくて、シナモンなどのスパイスが入っている。
これを飲んだ時は風邪への不安が和らぎ、リラックス効果が高くなって、いつもの夜以上に幸福を感じた。
普段幸せな気持ちで眠るなんて、考えてみたらそんなにない。
いつもは、翌日の段取りを考えたりして眠るからだ。
そして風邪の翌朝、どこかが乾燥していることもなく、むしろ肌がツヤツヤで、なんとなく鼻が出る程度に落ち着いた。
その後も数日はジンジャーレモネードを愛飲しているうちに、風邪の為に飲んでいるのか美肌の為に飲んでいるのか分からなくなるほど、存在感の薄い風邪で終わってしまった。
この程度の風邪なら、すでに4回ひいている。
風邪をひくと鼻の奥がカピーンと乾燥して引きつっていたが、あれは風邪薬の仕業だったのか。
辛い風邪の症状だと思っていたが、勘違いであった。
周りの人が風邪による頭痛を2日目に持ち越した時、私の頭痛は2日目にはなくなっていた。
こうなってくると、風邪を早く治す選手権大会に出場したら優勝できるのではないかと思う。
すっかりコツを得た私は、今や風邪回復のスペシャリストを目指している。