jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

所有物を最小限にしてみて分かった事

  片付いた部屋で自分らしく生活する方法が出揃った今日、実践している方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 もともと物が少ないほうですが、今年は引っ越しの前に更に絞り込みました。

 

  新生活が落ち着いてそれなりに心地よいのですが、いまひとつワクワクが足りない気がするんです。

 

 過去を振り返って、東京に住んでいた頃を思い出しました。

 


 東京では家具なしのアパートだったので気に入った家具やランプを買い、それこそ好きな物に囲まれて本当にワクワクした時間を過ごしていました。

 

 現在は家具付きでありがたいのですが、古いし趣味が合わなくて見るたびに気になってます。

 

 以前の私なら、備え付けの家具をそんなに気にしなかったと思うのです。

 

 一生パリに住めるか分からなかったから、家具みたいな大きな物を買う事に抵抗があったのです。

 

 オーナーさんに許可を取って買い替えて、今ある家具を処分するのも面倒。

 

 それに引っ越し好きなので、次の移動の事を考えると、新しく買う家具を置いていくのはもったい。

持っていくなら、今住んでいる部屋に家具を買って返さないといけません。

 


10年以上前ににパリに留学した時、誰かの留学体験を読んでいたら

[ 家具なしの部屋に気に入った家具をひとつひとつ探して揃えたい]

 

 なんて書いてあったのを思い出して、今になってやっとその気持ちが分かりました。

 

 この人が一生フランスに住むつもりできたのかは分かりません。

数年のつもりで来たのだと思っていたので、お金に余裕がある人なんだろうなと思いました。

 

 私は昨年フランス人になれて、これからフランスにずっと住めると確信できたので、借り暮らしから解放されました。

それで長期的に物を考えられるようになったのです。

 

 だったら気に入った物を揃えても、フランス国内なら運べるでしょう。

 

 とはいえお金をかけて理想を手に入れるか、このまま様子をみるか。

 

 ならば他に出来る事はないのかしら?

 

  ミニマリズムを実践したら節約できると思っていましたが、物を減らしてお気に入りの物に囲まれて生活するためには、お気に入りの物を買わないといけない場合もあるのですね!

 

 

 フランスに来てからは、気分はいつも借り暮らしで

[ いつかは日本に帰ることになるかも]

 

そう思って必要だからとりあえず買うとか、人から貰った物で間に合わせていたことを改めて自覚しました。

 

 節約するのに慣れてしまったので、まだ使えるキレイな物に囲まれています。

 

だからといってワクワクする物という訳ではありません。

 

しっくりこない部屋の原因はコレでした。

 

 

そこで8年使ったまだキレイなアイロン台を処分して、軽くて収納に便利なアイロンマットを購入。

 


私の事だから10年は使うはずなので、ケチらずに気に入ったデザインの物を手に入れました。

 


到着してすぐに使ってみたら、テーブルの上で使えてスチームをかけても大丈夫でした。

 


アイロンかけが好きなので、もっと楽しくなりそう。

 


昨夜はフリースの掛け布団をアマゾンに注文しました。

 


羽毛を使用していましたが、洗濯しにコインランドリーに行く時にかさばるので、家にあった備え付けのフリースの掛け布団に切り替えました。

 


コンパクトになって洗濯が楽なのですが、色が好きではなくてワクワクしないのです。

それにだいぶ使用感があるし。

 


毎日目にする物なのだから、好きな色にした方がいいはず。

 

 それにアマゾンのお客様のコメント欄には、触り心地が最高と書かれていて、毎晩お気に入りの掛け布団に包まるのが楽しみになりました。

 


 物を大切にするのは良い事だけど、自分の生活に合わなくなってきたら買い替えも必要なんですね。

 

 

 つい[ もったいない ]って使い続けてしまいますが、我慢して気分がハッピーにならない毎日の方がもったいないのかも知れません。

 

まだまだ生活環境の見直しは続きそうです。