酷暑でパリ同様の40度超えのリモージュに行ってみると
人のブログを見ていて気になった町サルラ。
ボルドーから2時間半くらいのところにあるのですが、ボルドーは数年前に行ったばかり。
リモージュから乗り継いで行かれるという情報があり、五月にたまたまSNCF(フランスの鉄道)のサイトを見ていたらパリとリモージュの往復で34€の最安値の日を見つけ、ホテルも2泊で85€の清潔そうなホテルも見つけ、まさかの一番暑い日に2泊でリモージュに行ってきました。
だからリモージュはオマケなんですが、せっかくなので観光したいと思い、調べてみてもたいした情報は見つかりません。
リモージュ焼きの工場見学ができたらいいなぁくらいの期待で出発。
7/23
朝8:29 Paris Austerlitz 発
エコ列車で、出発まで電気がついていなくて、くらい車内を携帯のライトで席を探しました。
Eチケットのみで、Eチケット初心者の私は駅のマシーンで紙のチケットに替えようとしても、番号がなく紙のチケットは諦めました。
車内で携帯電話の画面を差し出して終了。
12:17 リモージュ着
観光案内所でサルラ行きのツアーがないか尋ねると、駅で聞いた方がいいとの事。
そこでリモージュの地図とサルラの地図やサルラの観光についての小冊子をいただきました。
リモージュは古い地域と商業地区があり、ひとまずレストランの多そうな商業地区でお昼ごはんにしたいところです。
歩いているだけで滝のような汗。
久しぶりに日本の夏を思い出しました。
市場近くに繁盛している店を発見したのですが、表の看板をみていると店員さんがやってきてさっさと看板を移動させてしまいました。
よそ者、またはアジア人が嫌いなのでしょうか?
そこは止めて、すぐ近くにBio(オーガニック)スーパー兼イートンを発見。
サラダ、チーズ、コンブチャ(紅茶キノコの炭酸水みたいな飲み物)をオーダーしました。
リモージュはリモージュ牛肉やフォアグラなども美味しいそうですが、暑さでサッパリしたものが食べたいし、肉を消化する自信がありませんでした。
チーズの裏に大量のカビを発見。
餅にカビが生え始めた時のようで、チーズの生産過程で出来たというよりは、最近出来た感じ。
フランス人って、こういうカビを食べるのかな?
それとも知らないで私に出したのかな?
いやいや、なめられてしまったのかな?
旅の初日です。穏やかに、穏やかに。
食べない方が良さそうな気がして、カビの部分だけ全て残しました。
そんな訳でリモージュの最初の印象は最悪でした。
駅に戻ってサルラ行きを相談すると、滞在時間を長くするには
6:07 リモージュ発
7:24 ペリグー着
(27分待ち)
7:51 ペリグー発
8:38 ル ブュイソン着
(58分待ち)
9:36 ル ビュイソン バスで出発
10:19 サルラ駅前 到着
14:31 サルラ 発
15:50 ペリグー着
(これが最終)
(56分待ち)
16:46 ペリグー発
17:47 リモージュ着
と、まあリモージュに戻る列車の本数が少なく終電が早い。
きっとボルドーから来た方が楽だったかもしれません。
オマケに交通費は往復60€くらい。
パリ、リモージュの往復よりも高い!
リモージュから来るなら、そのままペリグーかサルラに一泊ホテルをとった方が良かった気もします。
後悔している場合ではありません。
サルラに行くために来たのだから、さっさと翌日のチケットを買いましょう。
これで安心です。
さあ、リモージュ焼きの工場見学に行ってみましょう。
予約なしで大丈夫と観光案内所で聞いたベルナルドの工場へ向かいます。
グーグルマップのおかげで、誰もいない田舎道を不安なく進むと工場発見。
美術館になっていて、6€の入場料を払いました。
器の出来るまでの工程を見学します。
昔使われていた釜が残っています。
また世界中で使われている有名レストランのセットが展示されていて、東京のタイユバンのもありました。
高級レストランで食事をするということは、こういう素敵な食器で食事を楽しむということにもなるのですね。
見学が終わってアウトレット売り場で物色していると、金色で描かれたものは高いし、おちょこに使えそうな物で27€くらいします。
手間暇かかっているのだから当然です。
本当に好きな物に出会えたら買いましょう。
ついでにロイヤル リモージュの方も行ってみました。
閉店10分前に着き、こちらはアウトレット売り場だけを急いで物色。
お手頃なマグカップと洗面台に置いたら良さそうなカップを記念に購入しました。
裏にはちゃんとロイヤル リモージュのマークが入ってました。
品物によっては裏に何も書いていない物もあります。
さて、ホテルにはエアコンがなく、窓を開けて雨戸を8割閉めて寝るのですが、虫が飛び回っているのが気になるのと、初めての場所は緊張するので、なかなか眠れませんでした。
サルラにむけて、疲れを取らなくては。