jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

そのコンプレック、海外では美点かも?

 日本にいた時に長年、美容部員として化粧品販売をしていました。

 

 仕事を通してたくさんの女性を見てきたのですが、大多数の方は白い肌、クッキリ二重に憧れているように思えました。

 

 髪の毛は真っ黒よりは茶色にするのもオシャレといった風潮もありました。

10年くらい前のことです。

 

 そしてだれでも容姿に関するコンプレックを抱えているのが普通でした。

 

  その時代に人気のある芸能人が時の顔。

そこに少しでも近い雰囲気を作り上げる事で、安心できるものなんですね。

 

 ところがパリに住んでから周囲の日本人女性をみてみると、ファンデーションを塗らなくなる人、化粧が薄くなる人、黒髪にする人、前髪パッツンのボブスタイルにする人が出現してきます。

 

 日本にいる時は、自分をみせる相手は日本人である場合がほとんどなので、一般的な日本人好みの雰囲気にすると思うのです。

 

 しかし外国で暮らすようになると、相手は外国人の場合がほとんどですから、彼等好みの雰囲気をリサーチして表現し始めるのです。

 

 パリで綺麗な黒髪ロングだと、けっこうモテるのではないでしょうか?

 

 周りの日本人女性で黒髪ロングの方は、特別な美人ではなくても雰囲気でモテています。

 

 黒髪ロングはフランスでは希少価値ですから、本人にその気がなくても目立ちます。

 

 ただし、綺麗にていれがされているツヤやかさは必要です。

 

 外国人で日本女性が好きな人達は、日本人らしさを求めているのです。

逆に言えば、ヨーロッパ人にない特徴を好むのです。

 

 例えば フランス人女性は髪質が違うので、黒髪で直毛の人はほとんどいないような気がします。

 

 フランス人は目が二重で、まぶたに肉は付きにくく、鼻は高めなのが一般的。

 

 フランス人やヨーロッパの男性は、そんな顔は見慣れています。


  日本人が憧れている、いわゆる外国の雰囲気を持った人ばかりがいるフランスでは、それを真似しても希少価値にはなれないのです。

 

  だから、日本で流行っている美しさを追いかけるよりも、日本人らしさを追求した方が希少価値な人になれるのです。

 

 アジア人の一重瞼のアーモンドアイを、セクシーだと感じる男性もいました。

 

  日本で男性と縁のない女性の方なら、整形などをする前に、一度海外に出てみる事をお勧めします。

 

 ところ変われば美の基準が変わるので、自分が高く評価される国に行って、自分の存在価値を確認してみると、そのままの自分に自信がもてるのではないでしょうか?

 

 より自分を高評価してくれる国や地域は、かなりのパワースポットだと思います。