jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

コロナの影響でキャンセルになった事と、その対応それぞれ

 皆さんの中にも予定していた事がコロナキャンセルにあい、無事に返金されたり、損害となってショックを受けた方もいらっしゃるかもしれません。

 

 私はフランスに住んでいて、英語かフランス語でのやり取りに、キャンセル疲れしています。

 


アマゾン

easyJet 

イベリア航空 

ベネチアの宿泊施設

マドリードの宿泊施設

パリ公共交通機関の定期

パリの劇場

 


とりあえず今のところは上記のところに影響が出て、感染の心配よりもキャンセルの手続きや返金されるのかが心配でした。

 


最終的に全てが返金されるわけではないようです。

 

 アマゾンは二月に旅行用使い捨てスリッパを注文し、三月下旬の配達予定日を2週間過ぎても荷物は届きませんでした。

 


三月中旬にヨーロッパはロックダウンラッシュで、配送に影響が出ていたのは分かるのですが、待てば届くのかが気になって販売元に連絡をしました。

 


リュクサンブールの販売元からすぐに返事が来て、荷物が途中で消えたので返金するとのこと。

 


 日本円で¥600くらいなのですが、すぐに返金されました。

 


ところが五月上旬に、中国からスリッパが届きました。

 


良い対応だった販売業者さんに損をさせたくないので、届いた事を連絡し、支払いたいので方法を教えて欲しいとメールを送りました。

 


すると、そのまま商品を使って下さいと言う事で、ただで戴いてしまいました。

 


 フランスのアマゾンをよく利用していて、以前にも米国からの荷物が届かない事がありましたがすぐに対応してくれたので、安心してアマゾンを利用しています。

 

 

easyJet  は四月末に2泊でベネチアに行く予定でしたが、フランスもイタリアもロックダウン中で、出発の1週間前に欠航のお知らせをうけました。

 

ホームページから返金申請を行いました。

 

翌日にメールが届き、

28日以内に返金できるように全力を尽くしますが、90日を過ぎても返金されなかった場合は連絡して下さい

との事。

 

 

 

イベリア航空は出発の1カ月以上前の四月中旬、

[ あなたはこの便に搭乗しますか?]

とメールが来ました。

 

よくダブルブッキングをするとクチコミを読んでいたので、今回は大丈夫そうだと思いました。

 

 スペインもフランスもロックダウン中でしたが、出発日にはロックダウン解除している予定だし、その後の国の方針は未定だったので、搭乗すると返信。

 


すると、しばらくして

往復の両方とも出発時間が変更になり、他に選択肢はないので、キャンセルする場合はバウチャーで受け取るか、日にち変更をして下さい。

との事。

 


私が乗る予定だった時間よりも不便な時間になっていました。

 


更に出発1カ月前、帰りの日にちが1日伸びたと変更の知らせがありました。

 


やはり他に選択肢はなく、バウチャーか日にち変更でキャンセル対応するようでした。

 


日にちまで変更して返金しないって、凄い強気。

 

 イベリア航空は出発の3日前に出発か欠航が分かるのですが、私の乗る便は出発確定でした。

 

これで返金の夢破れる。

 

 

 フランスは5/11にロックダウンが解除されましたが、100km以上の移動は証明書が必要で旅行は無理です。

 


マドリードはスペインの他地域がロックダウン解除される中、引き続きロックダウン延長となり、やはり旅行は無理です。

 


行く理由が見つかれば、行ってしまいたいので、最後まで考えぬいてみたものの、どう考えても難しい。

 


イベリア航空のホームページからしぶしぶバウチャー申請をすると、画面の確定ボタンが押せません。

 


時間を変えて何度やってもできません。

日にち変更も同様で、コールセンターに連絡してくださいとの事。

 


コールセンターに電話をすると、録音のガイダンスがスペインなまりで早口のフランス語か英語の二者選択。

 


フランス語ならいけると思いましたが、何を言っているのか分からず、担当者にたどり着けません。

 


仕方がないので出発予定のシャルル ド ゴール空港に行ってみました。

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キャンセルはあるものの、飛んでいる飛行機もあります

 


静まりかえった空港には、飛行機に乗りそうもない男が数人ベンチに座っていて、人が通るとお金を恵んでと寄り付いてきます。

 


スラム街化しているようで、昼間でも怖い。

 


警察が三人でパトロールしていますが、それでも不気味。

 


さて、ターミナルは分かるのですが、番号が分からず、しかも四方に分かれていて、全て周るには勇気がいります。

 


パリに戻ってフランス語の分かる友達に頼んで、コールセンターに連絡しました。

 


スペインなまりの担当者は、

あなたのフライトは欠航になっているので、ホームページでバウチャー申請をして下さい、この電話では処理できません、

 

との事。

 

帰宅してホームページにアクセスしましたが、やはりバウチャー申請も日にち変更も出来ません。

 


私の名前も確認されなかったし、私の予約した便はキャンセルになっているけど、他の便に変更になっているところまで確認しなかったのでしょう。

 

また友達に電話をお願いすることに。

 


出発の前日、コールセンターに連絡すると、前よりはなまりのない担当者が出て、返金してくれると言うのです!

2カ月くらいはかかるけれど、口座に振り込むと言われましたが、

 

                      信じられません。

 


 翌日の出発日になってもキャンセル受理のメールがこないので、きちんと処理されているのか心配になり、ホームページで搭乗手続きをしてみようと、試しに予約番号と名前を入力したのですが、エラーになり出来ませんでした。

 

 という事は何らかの処理はしてくれたのだろうと思い、空港のチェックイン カウターまで行って確認するのは止めました。

 

どうなるのか。

 

 日本で購入すれば日本のイベリア航空が対応してくれると思いますが、フランスのイベリア航空はちょっと、、、

 

サイトに書いてあるパリのサンラザールにある事務所に行ってみても存在していないし。

 

もう関わりたくないと思ってます。

 

 

ベネチアの宿泊施設はBooking.comで予約をしていて、返金不可のプランでした。

 

ホームページの私のアカウントに、無料キャンセルリクエストのボタンがあったので、行きたいけどロックダウン中で行かれないと理由を書いて送信。

 


ホテルから返事があり、返金は出来ないが1年以内に再予約してもいいとの事で、1年後に予約を入れなおしました。

 

 

マドリードの宿もBooking.comで予約をしました。

 

 ロックダウンで行かれないと言えば、返金不可のプランは返金されない事をベネチアの件で学びました。

 


今回は1週間前、マドリードの宿に

[ 来週に予約をしていますが、そちらは開いていますか?]

と、言い方を変えて確認のメールを送りました。

 

3日経っても連絡はなし。

 

Booking.comに連絡をして、宿の営業確認をメールでしていますが、3日経っても返事が来ない。

と伝えました。

 

Booking.comは日本語でやり取りできて助かります。

 


Booking.comからも連絡してくれ、返信に2日くらいはかかる場合もあるそうです。

 


2日後にBooking.comから連絡があり、宿から返事が来ていないそうです。

もう少し待ってみるか、私がメールをするか、電話をしてみてとの事。

 


メールの返信が来ていないので電話をしましたが、何度かけても誰も出ません。

 


マドリードはロックダウン中で、ホテルは閉鎖されているはず。

 


念のために予約サイトをみてみると、私の予約している日の周辺は予約不可となっています。

 


他のホテルは予約のできるところも掲載されていました。

 

この時期に満室はあり得ないと思うし。

 

                 絶対に閉まってる!

 


なんで予約客に閉鎖している事を知らせないで閉めちゃうの?

 

もしも行ったらどうするの?

 


Booking.comに、

 

この研究結果を伝え、宿を閉めるなら予約客に知らせておくべきでは?

 

Booking.comに掲載の宿泊施設がこんな対応なのは残念です。

 

とメールを送りました。

 


だって、いつもBooking.comで予約をしていて、今年はすでに8回予約をしてるんです。

 

しかし、全て安いところばかり。

 

高級ホテルならさすがに対応は違うと思うし、ホテルと名乗っていない宿泊施設だって誠意ある対応をしてるところはあるでしょう。

 

 すぐに連絡が来て、ホテルに返金かバウチャーで処理するように連絡したので、ホテルからの連絡を待って下さい、との事でした。

 

バウチャーにされても、こんなテキトーなところに泊まりたくないんだけどなぁ。

 

 これからは安い宿ばかり泊まらず、ある程度のホテル代は出そうかなぁと、旅行の仕方について考えさせられました。

 

スペインは私の鬼門なのでしょうか。

昨年の夏にサンセバスチャンに行ったとき、長距離バスが来なくて返金を要求したら、データではそのバスは最終の到着地に来た事になっていると言われ、返金されませんでした。

 

スペイン人はなかなか返金しない国民性?

 

 

パリの交通機関の定期は、毎月チャージしていれば四月、五月は買わなければいいのですが、私は年間契約をしていて毎月引き落としになっているのです。

 

だって年間でひと月分が無料になるので。

 

窓口に行かないと休止が出来ないので、ロックダウン中はどうにもなりませんでした。

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サンラザール駅の定期券事務所

1カ月単位?で停止できるそうです。

 

 

しかし、ひと月半分が返金されると決まり、今月末くらいには申込用のサイトが出来るようです。

 

余談ですが、年末の1カ月以上続いたストライキの時は、ダイヤは乱れ路線によって運休、本数減少などで通勤に支障がありました。

 


 幸い私は、少し歩けば地下鉄が動いていたので定期券を利用しましたが、申請した人全員にひと月分が返金されました。

 

 

パリの劇場で三月下旬に、モニカ ベルッチさんと言うイタリアの大物女優さんが出る舞台のチケットを買っていました。

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ロックダウン前、先に劇場やレストランが閉鎖された時に前を通ったら張りがしてあり、返金の為の連絡先が書いてありました。

 

劇場が再オープンしたら返金してもらうつもりでいたら、今週月曜日に電話がかかってきました。

 

パリの劇場窓口でチケットを買うと、大体の劇場は氏名、住所、電話番号を聞かれます。

 

こんな時に役立つとは。

 

カードで支払っていたので、カードの有効期限だけを聞かれ、その日に振込手続きをしてくれました。

 


いろいろな業者と関わって、様々な被害を実感します。

 


それと同時に、ヨーロッパだからか、安い宿だからか、宿泊施設だけは返金不可プランの予約だと、自己都合で行かないわけではないのにお金では返してくれないと分かりました。

 


バウチャーで、1年以内の再予約の権利をもらったところで、その頃コロナがどうなっているのか、自分がどんな状況なのか分かりません。

 

使えたらラッキーくらいなものです。

 

その反面、よい対応をしてくれた宿には行ってみたいと思います。

 


こんなコロナキャンセルの処理がそこそこあったもので、外出できなくても暇で困る事はなく、ちょっとしたスリルを味わいました。

 


六月もイタリア行きの予定があるので、まだまだ安心は出来ません。