パリのデパートで、初めてニーハオと言われなかった日
ロックダウン中に落ちまくった美意識を取り戻すため、最近再開したパリのデパート、プランタンとギャラリーラファイエットに出かけました。
どちらも待つ事なく直ぐに入れました。
平日の昼過ぎ、 静かです。
ホテル、劇場、映画、テラスのない飲食店以外、ほとんどの業種が仕事再開しましたが、観光客はフランスに入れないので、お客さんはフランス生活者。
昼間っからデパートでぶらぶらできる人はそんなにいないのでしょう。
かつて日本で美容部員を都内のデパートでやっていましたが、当時(10年前)平日の昼間は静かなものでした。
パリは常に観光客でごった返していたので、日本のデパートを思い出しました。
それにいつも中国人観光客と思われ
[ ニーハオ!! ]
と店員さんに声をかけられていたのですが、今日は
[ ようこそ ]
なんて言われました。
やっと店が開けられ、少ないながらも来てくれるお客さんに対しての感謝の気持ちが伝わってきました。
しかも暇だからか、ちょっと見ているだけでも直ぐに寄って来てくれます。
六月後半から通常ならセールが始まります。
なので、よっぽど気にいったものがあれば買おうと思いますが、そうでなければ急いで買わなくてもいいかな。
だからか、プランタンは化粧品売り場しか見ていないので分かりませんが、ギャラリーラファイエットは期間限定で一部の商品のセールをしていました。
他にも化粧品チェーンが割引きセールをしていますし、あちこちで小さなセールを見かけます。
昼間はお天気が良く、昨日からレストランのテラス席は営業再開したので、待ってましたとばかりに、食事を楽しむ人で賑わっています。
けれど交通量の増えたパリの空気は、ロックダウン前のようになっているので、車道脇で食事をするのは排気ガスを吸い込むから嫌だなぁと思うのは私だけ?
車が通らないテラスのある店はどこだろう。
そんなところでのんびり食事がしたいなぁ。
でもまあ、やっとパリらしい景色が戻ってきました。
こんな街を歩くのはロックダウン中のゴーストタウンを歩くよりも、ずっと気持ちの良いものです。
とはいえ、観光客のいないパリは路が歩きやす過ぎて、ありがたいけれど経済がマズイだろうなぁと心配になります。
心配するなら消費して経済を回さなくては。
私ごときの消費で何とかなるとは思いませんが、塵も積もれば山となるかもしれません。