今年は中止と噂になっていたパリ祭は開催されました
毎年7月14日の革命記念日に、パリでは午前中に軍事パレードと夜に花火が上がります。
今年はコロナの影響で中止だと噂になっていたので、そう信じ込んでいました。
ところが前日の13日の夜に花火の音が響いていたのです。
郊外は前日に花火を上げるところがあるからなんですけどね。
それに7月14日が近づくと、飛行機がパレードの練習のために低空を飛ぶ音がよく聞こえてくるのです。
最近も同じ音がしていた事を思い出し、ネットで調べてみました。
なんとパリ祭は開催されるというのです。
誰よー、中止とか言ってたのは!
14日の朝、YouTube のテレビライブで軍事パレードを見て、今年もこの日を迎えることができたなぁと、嬉しい気持ちになりました。
私は一年の中で一番大切だと思っている日なのです。
それはフランスだけが盛り上がる日で、
一番フランスを感じる日なのです。
フランスが王政から民主主義に変わる革命中の1789年に民衆がバスティーユにあった牢獄を襲撃した日。
その時にもしも生きていて、間近で革命を見ていたり参加していたらと想像すると、日々の暮らしはどんな感じだったのでしょう?
コロナ騒動の渦中とはいえ、今のほうがいいのか、当時のほうが良かったのかは分かりません。
今年はエッフェル塔周辺の花火鑑賞スポットが立ち入り禁止の情報が出ていたので、ルーブル美術館の庭からみる事にしました。
夜23時を少し過ぎてから花火がエッフェル塔から上がりました。
花火の撮影は何度やっても、実物の良さが写真に現れないのが悩みです。
向かいのチュイルリー公園には恒例の移動遊園地が来ていて、いつもの様に営業していました。
パリ祭の1日は午前中のパレードから23時の花火まで、長~い1日。
今年は観光客が少ないので、いつものような祭ムードよりは落ち着いていたのではないでしょうか。
少し寒くなってしまい、帰りにカフェに寄ってカフェ・オ・レで身体を温めてから、すし詰め状態の深夜バスに乗って帰宅しました。
わざわざ人が密集しないように配慮したパリ祭でしたが、その帰りのバス内のソーシャルディスタンスはどこへ行ってしまったのでしょうね。