jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

フランスの現金、カード事情

 10年以上前の事だが、飛行機でフランスに来て、シャルル ド ゴールに早朝着いた。

 

治安の問題はあるかも知れないが、安く済ませるためRER電車のB線に乗ってパリ市内に入ろうとした。

 

 当時は駅の工事中で、簡易的な窓口だったが、そこに並んだ。

 

 私の番が来て行き先を告げて100€札を出したら、お釣りがないから切符は売れないと言う。

カードが使用出来たかは定かではないが、カードを持っていたのに買えないということは仮設でカードマシーンがなかったと考えられる。

 


えーっ⁉️

 


100€って一万円より高いくらいだけど、旅行者が最初に着く空港に小銭持ってくるほうがレアじゃないの?

 

 

外国人が多い場所なんだから、ちゃんと釣り銭を用意しておいて欲しいわぁ。

 


日本だったらスキャンダルじゃない?

 


などと思っている場合じゃない。

 


誰かに両外してもらわないと、電車に乗れなーい😨

 


困っている私を見た旅行者でマレーシア人のおじさんが、両替してくれて無事に切符が買えた。

 

 

 

空港で朝からこんな目にあって、フランスに高額紙幣はあるけれど使えない‼︎

と、しっかりインプットした。

 

フランスに対して初めて驚いたこととなった。

 

あれから10年経った今は、空港でそんな目にあう事はないだろう。

 


 いつもなら旅行の最後に小銭まで綺麗に使い切る事にしていたが、ユーロに関しては旅行に行く確率が高いので、小銭は残しておくようになった。

 

 フランスで暮らすようになっても、度々お釣りがないといわれる。

 

 先週はフランプリと言うスーパーでさえ、3サンチームの釣り銭がないからごめんなさいと言って、釣り銭をくれなかった。

 


ちなみに3サンチームは3円よりも少し高いくらい。

 


週に一度行くコインランドリーでも10€札が使えない時が一度あって、洗濯機に洗剤まで入れてスタンバイしたまま近くのスーパーで買い物をして小銭を作った。

 


これがトラウマになり、常にコインランドリーで使う分の小銭はストックする癖がついた。

 

普段は20€札よりも高額な紙幣は必要ない。

 


50€札でさえ、その辺の店では釣りがないと言われることがある。

ちなみに星付きレストランやブランド店で現金で支払いたい場合は、高額紙幣のほうがスマートである。

 

 

フランスでは日常的に、お釣りで小銭をもらう時も想定外な事が起こる。

 


2€のお釣りなら、

 

2€硬貨x1枚

または

1€硬貨x2枚

 


で貰えると予想するではないか。

 

ところが、

 

1€x1枚

50サンチーム x1枚、

20サンチーム x2枚

10サンチーム x1枚

 


日本円に例えると

¥100x1

¥50 x1

¥20x2 (20円硬貨があったとして)

¥10x1

 

こんなにたくさんの小銭で受け取る

 

これはお店の小銭不足の結果である。

 


なんでこんなにお釣りが用意出来ないのだろうか?

 

 

現在の日本の両替事情は分からないが、フランスでは両替が面倒らしい。

 


例えば、会社の取引銀行に前日に行き、両替して欲しい硬貨がいくら分と持参予定の紙幣(例 50€ 6枚、20€5枚)の予告を用紙に記入してから翌日受け取る。

 


当日の両替を受け付ける銀行もあるようだが、両替できる支店が限られているし、銀行に欲しい紙幣や硬貨がない場合もある。

 

 

レジで採用されたスタッフが、わざわざ銀行まで両替に行くとは思えない。

 

それ以外の人が行けば良いのだが、行かないから釣り銭不足が起きているのだろう。

 


フランスでは小銭は必要な場合が多いから、使い切らないで少しは残しておこう。

 


現金払い以外にカード払いができるが、小さな店などは最低使用額を決めていてそれ以下は現金以外受け付けない。

 


カードはVISA、マスターカードは問題ないが、それ以外のアメックスカードなどは使用できない店があるので要注意だ。