jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

フランス国民IDカードをゲット

フランス大好きソロ女のリュリです。

 

 やっと待ちに待ったフランス国民IDカードを市役所で受け取った。

今までは[ 滞在許可証 ]という、外国人用のカードを持っていた。

 

これはパスポートで許されている日数以上居続ける人が、フランスに来てから県警に申請してもらうカード。

 

学生さんで6カ月から1年有効。その他は1年から10年有効。

 

その人の身分や立場によって有効期限がかわる。

 

労働目的でやって来て居ついてしまう移民を警戒しているから、確実に収入の保証された立場以外の者は、最初は6ヶ月か一年有効のカードが渡される。

 

 10年ものに関しては、条件をクリアしてからの申請となり、提出書類も今まで以上に増える。


めでたくこの10年カードを所持すると、フランス国籍を持たない外国人でも、ほぼフランス人と同じくらいの効力があるそうな。

 

かなり 信用できる、フランスで実績のある外国人と証明されたようなものだ。

 

あー、憧れの10年カード❗️


しかし、フランス人のカードは15年有効である。

 

このカードの写真を15年後まで使い続けて、ホントに本人だと認めてくれるのだろうか。

 

面影は残っているだろうが、5年過ぎた辺りから本人と写真の違いが大きく出てくると思うのだが。

 

そしてカード取得にかかる料金、

フランス国民は無料。
外国人は有料。

 

フランスが国民にこのカードを持たせて管理したいのなら、無料にしなければ申請しない者が出てくるだろう。

 

ところが外国人は、自ら住みたくてやって来るか、どこかの企業から送り込まれてやって来る。

 

 この場合、フランスにお願いして居させて頂くのだから、いくら請求されても文句は言えない。

 

払うのが嫌なら出て行け!と言われても仕方ない。

 

住む権利を買ったと思って快く支払おう。

 

その支払いは収入印紙で行われていて、以前はタバコ屋または、タバコ屋付きの喫茶店で販売していた。

 

まあ、近所で購入できたのだ。

パリの県警の中にも売店があった。

 

なのに、タバコ屋では取り扱いがなくなり、パリ県警の中の売店も消えていた。

 

仕方ない、それならインターネットで買えばいい。

 

今回はフランスパスポートの申請で収入印紙を買わなくてはならなかった。

 

さすがにフランスパスポートの申請は有料なのだ。

 

ネットに慣れていないおばあちゃまマダムは、これからどうするのだろう?

 

誰かに頼まなくてはならないではないか?

 

子供が近くにいたり、ネットに詳しいお友達でもいれば良いが.......

 

時代の流れにムリにでも乗って、テクノロジーの進歩に必死についていかなければ、[ ソロはつらいよ フランス編 ] になりかねない。

 

ネットで買ったら、購入した番号を申請当日に知らせるか、購入証明書を印刷して提出する。

 

心配性なもので、やはり紙に印刷した物を持参したい。

 

が、プリンターを断捨離したので、USBに入れてから近所で見つけた[ インターネット & 印刷屋 ] なる店にでむき、30サンチーム(1€=¥100と単純にざっくり計算すると¥30) で印刷してもらう。

 

ちなみにコピーは10サンチーム。

 

もちろん、地域によって料金は異なり、この類いの店がない場合もあるだろう。

運良く物価の安いエリアに住めている。

 

行くたびにお客さんが出入りしており、印刷機を持たない選択をした同朋によく出会う。

 

さて、手にした身分証明書の大きさが、えーっ!今までの外国人カードよりも大きい⁉️

 

外国人用の滞在許可証は、クレジットカードと同じサイズで、素材は固いプラスチック。

 

メンバーズカードやクレジットカードと並べて、財布にキレイに収まる。

 

一方フランス国民IDカードは、かつて外国人用も同じであった1.7倍くらいのサイズのまま進化していない。

 

素材も昔の外国人用と同じ、パウチした腰のないプラスチック。

 

なぜ変わらないのだ、国民カード⁉️

 

大は小を兼ねるというが、カードの場合は小さい方がカードスペースに入って、財布の中がスッキリして嬉しいけど。

 

もしかして、目が悪くなるであろう超熟年期を迎える頃には、このくらいの大きさのほうが存在感があって探しやすくなるからなのか?

 

利点としてはカードが大きいからか、記載されている文字が見やすい。

 

ようやく手にした嬉しいはずのカードだが、ちょっとだけショックであった。

 

でも、これでフランス人だと簡単に証明できる。

 

しかし誰かに何人かと聞かれたら、場合によってはややっこしい。

 

[ フランス人だけど、もとは日本人 ]と言わないと、フランス生まれなのかと思われる。

 

例えば、もしもこの先に結婚となった時、私のフィアンセはフランス人と結婚するとご家族に伝えるのか、それとも元日本人のフランス人と伝えるかで、相手の持つ私へのイメージは全く違ってくる。

 

間違えて 私の事を本物のフランス人だと思った人に、

実際に見たらアジアじゃん!

話してみてもアジアじゃん!

と驚かせてはいけない。

 

私の事を正確に誰かが第三者に説明する時、やはり元日本人という単語は必要だろう。

 

ので、どうしても(元)と付くけど[ 日本人 ]という言葉とはお別れできない気がする。

 

たいがい[ 元 ]とつけば、箔がつくはずである。

元日本代表、元ミス日本、元モデルなどなど。

 

そのはずが、[ 元日本人 ] という響きに箔が感じられない。

そう思うのは私だけだろうか?

 

あぁ~ 、ただのフランス人にはなれないのか。

 

まあいいじゃないの、[ あんたなら一生フランスに住んでもいいよ] とフランスが受け入れてくれだんだから。

 

ありがとう、フランス🇫🇷

万歳、フランス🇫🇷