ナポリで不思議に思ったこと
ナポリではスーパーや商店で現金払いの時に、金額の端数にはこだわりません。
例えば スーパーで支払いが€1.21 だとすると、現金をぴったり出したのに€1.20でいいと言われました。
靴屋さんのセールで€49.99の靴を買おうとして€50紙幣を渡したら釣り銭は無く、レシートだけくれました。
レストランでは€31 の支払いに€50札を出したら€20返ってきました。
パリでは一応、お釣りがないからと一言言われます。
ちなみにパリでこういう経験が出来るのは、マルシェかフランプリと言うスーパーくらいで、あまり一般的ではありません。
困ったのは食事。
ピザは一度で飽きてしまい、軽く何か食べようと思うと、入り口にメニューがあっても値段が書いてない店がほとんど。
パリなら大体は入り口かレジあたりに書いてあるのですが、ナポリは聞かないと幾らか分かりません。
(座ってメニューが出てくれば、そこにはもちろん値段は書いてありますが)
ナポリ空港で生オレンジジュースをレストラン内で頼んだら€3 でパリより安く、アメリカンコーヒーをナポリ空港内のカフェテリアで頼んだら€4もしてビックリしました。
市内のレストランで飲んだグラスワインの値段と同じなんて。
なぜアメリカンコーヒーがバカ高いのか?
ナポリ市内でも、アメリカンコーヒーとカプチーノの値段が同じ店に遭遇しました。
なぜお湯で薄めたアメリカンコーヒーと牛乳で割ったカプチーノが同等の扱いなのか?
ナポリのレストランで、パリのイタリアン レストランによくある、焼いた野菜の盛り合わせを頼みたくても、パリほど簡単には見つからず、やっとありそうな店に入っても出て来る野菜の種類が少ないのです。
パリのカフェではサラダをメインにして食事をする風景をよく目にしますが、ナポリのカジュアルな店ではピザを食べている人が圧倒的に多い印象を受けました。
外食で野菜はあまり食べないのかしら?
パリにあるイタリア料理のレストランでは、何を頼んでも美味しいです。
数年前に行ったソレントの大体のレストランは、それ以上に美味しかったです。
なぜか今回のナポリではそんなレストランに出会えなくて、味が今ひとつ何か足りない感じがしました。
薄味な上にエビはぬるい、地球の歩き方オススメのお店のパスタ
今回はことごとくパスタは外しまくりで、パリに戻ってから口直しに行く予定。
きっと探せば、手頃で美味しいレストランもあるとは思うので、次回は見つけ出そうと思っています。
そして私の好きな、オーガニックなものへの関心はまだまだ薄いようです。
街を歩きまわっていてもオーガニックスーパーは一件見たくらいで、普通のスーパーの中のオーガニック商品は少なめです。
パリならばオーガニック商品用の棚まであるのに。
オーガニックスーパーに何度か行きました。
イタリア製の物を買うならばパリよりも物価が安く感じますか、パリにも売っているような他国の商品はパリと同じか、それよりも高かったです。
そういえばナポリにはデパートが見当たらず、個人商店かブティックか、ZARAのような大型店があります。
高級ブランドや有名ファーストファッションではない、初めて目にしたメーカーの服は質も割と良くて安かったので、私がミニマリストじゃなければセール中の追い風をうけて、沢山の買い物をしていたはずです。
パリに比べて華やかで、流行りの色も違います。
パリの庶民生活では浮いてしまうか、スリに狙われてしまいそうなオシャレ感、個人的には大好きです。
ナポリの女性って、前髪を伸ばして左右に分けている人が圧倒的。
ポスターの女性も同じで、前髪パッツンは見かけなかったような。
髪はロングが多いような。
古きイタリアの大女優さんを思い出すより先に、モナリザが真っ先に浮かんできました。
さすがはレオナルド ダ ヴィンチの生まれた国。美の原点はモナリザにあるのかもしれません。
帰りに空港の中でゆっくり買い物をしようと、かなり余裕を持って行きました。
パリのオルリー空港に比べて、有名化粧品の空港限定セットは高めでした。
考えてみれば、大体の大手化粧品はフランスのメーカーです。
フランスで買っておけば良かったと後悔。
他にもお酒やお菓子などのお土産ものは、売る気あるのかなぁ?と思うほど高かったです。
ナポリ市内では、あんなに安かったのに。
重くても街中で買っておくと良いですね。