日本国籍、喪失に一苦労
フランス人になったばかりのソロ女、リュリです。
フランス帰化後、フランス人として行った事は国民IDカードとパスポートの申請。
これは自身のためなのでワクワクしてできた。
しかし❗️
元日本人としての[ 義務 ]である国籍喪失届けが未だ出せずにいる。
この届けを出すには、
1. フランスのIDカード
2.日本のパスポート
3.フランス政府発行の帰化証明書(帰化理由と日付けが記載されているもの)
4.日本の戸籍謄本
以上を揃えて提出しなければならない。
重い腰を上げて帰化証明書を求めら市役所に行た。
受付のマダムはニッコリ微笑んで
[ ここじゃないのよ。ここでもらえるから。]
と、小審裁判所( Tribunal d’instance)の住所の書いてある紙をくれた。
大抵の証明書は市役所で取れると思っていたら、地下鉄を乗り継いで行かなくてはならない。
ん、も〜うっ、めんどくさい‼️
いつもならキレてしまうのだが、3時半だというのに朝から何も食べていなかったおかげか、怒る気にもならなかった。
むしろ、この作業を楽しもうとさえ思えたのだ。
今日中にこれを手にして、間に合えばそのまま在仏日本大使館に行って届出を完成させたいところだ。
今やゲーム感覚。
駅から出ると、あまりフランスのイメージではない街並に遭遇。
ホントにこんなところにあるのかなぁ?
携帯のナビに導かれて、ガラス張りの大きな近代的建築物の前にたどり着いた。
街並にから浮いている、この綺麗過ぎる建物が小審裁判所だった。
荷物のセキュリティチェックを受けて、ピカピカなエントランスに入った。
フランスにしては眩過ぎる別世界。
これまた綺麗な受付嬢いわく
[ 13時までですから、今日は終了しました。
明日来て下さい。9時からやってますので。]
ということで、また来るしかない。
だが、なぜか面倒だとは思わなかった。
こんなところに来る機会はそうそうないのだ。
このきらびやかな空間が、通う喜びを感じさせるのか?
いやいや、通うようになる事はさけたい。
次回は来館記念に中のコーヒーショップで、お茶でも飲んでみようかと楽しみになった。
見るからに普通のコーヒーショップと客層が違かった。
どんな話をしているのか、ちょっと興味がある。
こうなると、ちょっとした観光気分である。
それにしても帰化証明書の記載内容が楽しみである。
日本政府の求める[ 帰化理由 ]がそこに書いてあるのだろうか?
その内容を自分で翻訳して添付するのだが、パズルのように言葉を繋いでいく作業で面白い。
まだまだ楽しみとネタが残っている。