jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

パリ ノートルダム大聖堂、火災から2日後に一周歩いてみたら

 パリのノートルダム大聖堂が4/15に火災に見舞われて、世界的なニュースになっているのではないでしょうか。

 

火災の始まった15分後、ちょうど同僚たちとミニコンサートに行く為にパリ郊外で待ち合わせをしていました。

 

待ち合わせ場合に到着した直後、同僚の携帯にノートルダムの火災を知らせる動画が届きました。

 

ノートルダムの近くに住んでいる人から送られて来た動画で、ノートルダムはマンションが邪魔して直接見えないけれど、煙が上がっていて一同驚き‼️

 

私は信じられないで、何かの間違いだと思い気にも止めていなかったんです。

 

やっぱり煙だけでは信じられないと思いませんか?

 

 深夜に帰宅してYouTube でライブ中継を見て、マクロン大統領がコメントを述べているのを聞いて、ようやく現実に起こっているのだと理解できたんです。

 

 何でノートルダムが燃えちゃうの‼︎

もしかしてテロ?と不安がよぎるも、工事していた箇所から出火らしい。

 

夜中24時にライブで燃えていたのだから、18:50に出火しているので、5時間も燃え続けているとは!

 

フランスの建造物は古くても良く残っているなぁと日頃から思っていましたが、地震がないので戦争でもなければ大丈夫なはず。

 

が、火災が原因で原型を留めていない場合もありました。

 


 例えばパリから南西に約87キロのところにあるシャルトル大聖堂も、1194年に大火災で町全体と聖堂の西側前方部分以外が焼き尽くされたため、再建築に26年を費やして現在の形となりました。

 


出火原因はよくわかりません。

ネットで日本の記事をいくつか読んでも、原因は書いてありません。

歴史を語る上では不用な情報なのか、関係者を保護する為なのか。

 

漏電や落雷などで自然に出火した場合以外は、人の不注意が原因でしょうから、やってしまった当事者は相当苦しむでしょう。

 

ちょっとした不注意で大聖堂を燃やしてしまったとは。

 

もしその人がカトリック信者であれば、なおさら苦しみ続けてしまうかもしれません。

 

今回のパリノートルダム大聖堂の場合、今の技術なら出火原因が分かるのではないでしょうか。

 

民間の建物であればニュースで出火原因が知らされます。

 

しかし燃えたのがキリスト教の大聖堂となると、燃やす気で火をつけた訳でないならその人を許すのではないでしょうか。

 

 

ただし工事が原因だったとして請け負っているのが民間企業の場合、会社の信用は世界的になくなってしまうかも。

 


これから調査結果が出てくると思いますが、どう報道されるのでしょうか。

 

とても気になるところです。

 

そしてこの火災は今後、ガイドブックやフランスの歴史に刻まれるわけで。

 

そんな歴史の一場面の中でリアルに生活しているというか、黄色いベスト運動やテロなどもそうですけど、フランスで起こった歴史に立ち会っているというか。

 

日本にいた時は、これ程の歴史的な出来事に遭遇した事はなかったと思うのです。

 

 昭和から平成に変わった時はリアルタイムで経験していますけどね。

 

 

だから歴史って偉い人が作っていくものみたいな感じでいたんですね。ひとごとだったのですが。

 

自分も歴史の中にいるのだなぁと実感。

 

 気になって火災から2日目の今日、ノートルダムを一周してきました。

 

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数台の消防車が正面に止まっていました。

 


大聖堂周辺は未だに封鎖されていて、近づく事はできません。

封鎖地域の商店は閉店していました。

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ノートルダム大聖堂の左側 

パリ市庁舎近くから

 

 

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正面から見て右側

比べてみると塔がなくなっています。

 

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右側をさらに詳しく見てみると焦げた後が、、

 

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真後ろから

 

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メディアや見物の人でごった返していてました。

 

 

早く修復が終わる事をお祈りします。