せっかくの金髪がもったいない人達
フランスに住んでいると、金髪の人をよく見かけます。
染めている人も多数いますが、どうみても天然の金髪の人もいます。
黒髪の私が金髪にするとなると、維持費はかかるし毎日のケアに手間もかかります。
生まれつき金髪なんて、少なくとも維持費はかからないのだから羨ましい事です。
先日、地下鉄の中で金髪のおばさん達を見かけました。
なぜマダムと言わずにおばさんと形容するかというと、見た目がおばさんだからです。
髪はケアしていないのかバサバサで、ヘアスタイルも起きてとりあえずブラッシングした程度。
服がヨレヨレでも、髪にツヤがでていてまとまりがあれば、ケアをしているんだろうなぁと思えます。
せっかく金髪に生まれて来たのに、羨ましいと思えない古びた人形の毛のように放ったらかしなんて。
もったいない!
日本で生まれ育った私には天然の金髪ヘアなんて珍しく、とても綺麗だと思ってしまうのです。
しかしそれは手入れされた金髪であって、ボロボロの金髪に価値はないのですね。
でも手入れされた金髪だからと言って、羨ましがる必要はないのかもしれません。
黒髪の直毛は、ヨーロッパ人にとっては珍しいのです。
せっかく黒髪、直毛に生まれたのに茶色や金に染め、パーマをかけるなんて、ヨーロッパの人たちからしてみれば、もったいない事なのかもしれません。
安全な外国に住んでいるなら、生まれ持った素材を活かすのは得策です。
日本人好きの男性をゲットするために、前髪パッツンの黒髪ロングにしてフランスに留学してくる人もいます。
黒髪ロングは外国人ウケがかなりいいのです。
まあ、白髪でも増えたら金髪にした方が白髪が目立たなくていいかもしれませんが。
何色の髪であれ、もったいないと思われないようにケアだけはしておかなくては。