パリの様子
コロナウイルスの話題が、ここ最近は仲間内でも毎日でてくるようになりました。
だからといってアジア人差別をされているかといえば、私に関しては2月中旬に一度 [ チャナ!チャナ!]と叫ばれたくらいで、そのあとは何ごともなく生活できています。
さてここ1週間?くらい、パリの中心地が空いている気がします。
この週末なんて、オペラ地区のサンタンヌ通り(日本、アジアレストランの多い通り)はいつもの賑やかさを感じませんでした。
それでもお客さんはゼロではなく、パラパラ入っていました。
いつも混んでいるカフェも、若干少なめな人。
ちなみにいつも夕方の同じ時間に通りかかっています。
遅くまでレストランやカフェにいる人がへり、帰宅が早くなっている印象。
観光客が減っているのか、雨のせいか、今日は街中を観光するバスに乗客の姿がポツリ。
それにしても乗客が少ない。
昨夜はアジア人観光客の団体女子を見かけました。
この人達の国籍は分からないし、どこから来たのかも分かりません。
アジア人とはいえ、長くヨーロッパに住んでいるのかも知れないし、アメリカ在住でパリに旅行に来る人もいるし。
周囲では海外、国内旅行に出かける人もパラパラいます。
地下鉄構内は相変わらず臭く汚いままで、消毒された気配なんてありません。
週末にサンジェルマン デ プレのシティーファーマ薬局に行きました。
ここはパリで一番安い薬局と言う事になっていて、昼過ぎは地元の客と観光客でいつも混雑しています。
しかし今回は珍しく店内で人混みを掻き分けなくても買い物ができました。
今まで見たことのない 消毒アルコールの棚が大きく作られていて、殺菌ハンドソープがその横に大量陳列されていました。
携帯用の殺菌ハンドジェルは見当たりませんでした。
他に目立ったのはビタミンCのサプリメントが店内のあちこちに置かれていました。
マスクは意識していなかったので、あったかどうかは分かりません。
まあ街中でマスクをしている人は少ないし、私も私の周りの人もほとんどつけていません。
フランスはマスクをつけるのは重症の証し。
しかしレストランで、食事の前に手を洗いに行く人が増えている印象を受けました。
週中に大型スーパーに行って来ましたが、特に普段と変わらなかったと思います。
中国の非常地帯に住む方の暮らしをYouTubeでみましたが、地下鉄なんてパリよりも何倍も近代的で綺麗で、商業施設もモダンで、皆んなマスクをしていて、エレベーターのボタンは直接触らず、備え付けのティッシュか爪楊枝で押していました。
帰宅して靴の底を除菌しているのを見て、そこまでやらなくてはならない状況なのかとショックを受けました。
フランスも感染者が増えてきてはいるものの、イタリアのようになっていないのが不思議なくらいです。
昨日も今日も、場所は違いますがデモ行進があり、人は集まっています。
芝居の劇場も営業しています。
公共の場で、咳こんでいるのに手でふさぎもしないし、マスクもつけていない人を良く見かけます。
私はいつも以上にうがいをして、寒気がしたら直ぐに温めています。
今風邪なんてひいてしまったら、自分では普通の風邪なのかどうかも分かりません。
分からない以上、外に出るのも罪な気がしてしまいます。
そんな抵抗力が下がった状態でいるのも危険な気がして、体調管理に神経を使っています。
それでもこんな程度で、他の国に住んでいる人からみたら、大丈夫なの?
と思われるのではないでしょうか。
お子さんがいたり、高齢者の方と同居している人だと、もっと違う方向からこの事態をみているのだろうと思います。
緊迫した他国に住む人よりも、まだまだ深刻さを感じないで、いつも通りに生活できている事がありがたいです。
早く事態が落ち着いて、例年のように皆んなが春の訪れを楽しんだり、仲間と集まって過ごしたりできますように。