リモージュのホントに行ってみるべき観光スポット
7月25日、相変わらず30度を超えるリモージュ最終日、パリへの帰りの列車は13:59発。
せっかくなのでリモージュ焼きの歴史をたどることができる、国立磁器博物館に行ってみたいと思うのですが。
しかしホテルのチェックアウトは11時。
もし12時のチェックアウトならば、荷物をホテルに置いたまま博物館に行って、12時にチェックアウトをしてからランチをすれば上手く時間が過ごせます。
しかし11時のチェックアウトなので、重い荷物を持って10時から12:30の間にオープンしているリモージュ焼きの美術館に行くしかないのです。
サイトには、テロ以降は荷物制限があり、小型の手荷物での入場と書いてありました。
預かってくれるのか分からないし、聞くのも面倒になり、ホテルのチェックアウトまでは商業地区にもう一度行って、まだ歩いていない道を歩いてみる事にしました。
もしまたリモージュに来る時のために、行きたいところは一つくらい残しておきましまょう。
初日は急いでいたので、けっこう見落としていた景色に出会えて、リモージュもなかなかいいかもしれないと好感度が上がりました。
今はギャラリーラファイエットまえの大きな広場と、市場のレ アルは工事中で、工事終了後がどうなるのか、ちょっと気になります。
チェックアウト後は、未だたどり着けていないサンテティエンヌ橋を見に行って、その後はその直ぐそばのリモージュ美術館の前の庭でのんびりして時間を潰せば、思い荷物でも移動できると思っていました。
その庭は初日に行って、気持ちの良い素敵な広い庭だったので、また行きたかったのです。
サンテティエンヌ橋に向かう途中に古い町並みがあり、橋が見えた時には驚きました。
ここの景色がリモージュで一番美しいのではないかと思うのは私だけでしょうか?
川の両脇にはベンチがあり、古い時代のその辺りのパネルが展示されています。
しばらく川辺でのんびりしていると、川辺を散策している観光客や、散歩をしている人にちょこちょこ出会いました。
そしてフランスの観光地でよく見かける観光用の機関車が川辺を走って行きました。
一度も街中で見かけなかったのに、ここで出会うなんて。
知っていたら乗りたかったくらいです。
橋を渡った右角に素敵なレストランを発見しました。
あれ?ここは下調べをしていて気になっていたレストランではないですか?
ネットで確認すると、気になっていたレストランに間違いありません。
こうなったら入ってしまいましょう。
ここはエアコンの効いた室内か、見晴らしの良いテラス席の両方ありました。
酷暑なので部屋に通され、涼しい中で最後のリモージュの食事でワインもいただく気分になりました。
特産を使ったコースはもちろんヴィーガンコースもあり、迷わずヴィーガンの方を注文しました。
お通しまで出てくる、シャレたレストランで、スタッフもきちんとした気持ちのいい接客をしてくださいました。
客層からみて、地元の大人たちに愛されている感じのレストランに思えました。
すっかり気分が爽快になり、リモージュとの別れが少し名残惜しくなります。
いつかまた来たいなぁなんて思うほど、橋周辺の感じが良かったです。
ただ私はフランスの田舎や歴史が好きで、買い物にはあまり興味がないので、日本の方が訪れて、すごく素敵と思うかはわかりません。
だから日本のガイドブックには、橋は掲載されていてもこの川の周辺が散歩に良いとは書かれていないと思います。
フランス人ならこういう自然の残っている散歩道が好きだと思います。
川の素敵なところならばここ以外に、パリから45分で行かれるモレ シュル ロワンがあります。
この街は画家シスレーが愛した町として有名です。
モレ シュル ロワンはお土産物屋さんがあっても一件くらいで、レストランもあまりありませんが、ピクニックをするには素敵な川辺です。
リモージュに行く予定がないならば、こちらをお勧めします。
さて、パリに戻るために駅に向かいます。
列車に乗り込むとぬるいサウナのような暑さで、乗客は扇子をパタパタするか、じっと耐えている様子です。
外は38度くらいでしょうか?
車掌さんからのアナウンスがあり、この列車は100%エコカーです、との事。
え?だからエアコンが効いていないの?
サルラ行きのローカル電車の方が涼しかったなんて。
直射日光が車内に入らないように、ほとんどのカーテンが閉められていて、景色はほぼみる事が出来ません。
不思議なのは、ハンカチで頻繁に汗を拭いているのは私だけで、誰も汗を拭かないのです。
フランス人は暑さに強いのかもしれません。
炎天下でも公園で日にあたっている人がいるし。
車内販売で冷たい飲み物を売りに来た人は、汗びっしょりになっていました。
過酷な労働環境で大変そうです。
この移動の3時間半が、まあ長く感じる事。
何かの修行のような気持ちになります。
なかなか体験できない貴重な体験となりました。
ようやくパリに到着して、南のリモージュよりは涼しいだろうと期待していましたが、さほど変わらぬ暑さです。
帰宅すると部屋の室温が29度で、窓を開けても外の方が暑く、今年初めて掛け布団なしで休みました。
リモージュ、サルラと聞くと、今後はこの暑さを真っ先に思い浮かべると思います。
実際は私の滞在していた時だけが、パリ同様に異常な暑さだっただけのようです。
また違う季節に訪れて、新たな発見をしたいと思います。
サルラ ラ カネダという良い評判しか聞かない観光地に実際行ってみた感想
長くフランスに住んでいるのに、 今年になって初めて知ったサルラ.カネダという中世の面影を残す小さな観光地が気になって、リモージュに宿をとって、そこから日帰りでサルラに向かいました。
リモージュ以外にはボルドーからアクセスできるのですが、ボルドーは最近行ったばかりなので、まだ行った事のないリモージュからアクセスする事にしました。
日帰りとなると行きに二本、帰りの最終電車は14:31 サルラ発のペリグー行き。そこからリモージュへの電車があります。
サルラの滞在時間を最大限にする為には、6:07 リモージュ発の電車で行くしかありません。それでもサルラに滞在できる時間は4時間程度。
駅から旧市街までは20分くらい歩きます。その往復時間を引くと、観光できるのは3時間強。
まだ薄暗い中、一両しかないローカル線に乗り込みます。
なんと綺麗な車両なんでしょう。
明るくなってゆく景色を楽しんでいるうちに、ペリグーに到着。
ペリグーからル ビュイソンへ電車で移動。
このル ビュイソンでバスを1時間待つのですが、日本語でネット検索をしても情報はほとんどない村です。
駅の近くに観光案内所があり、田舎好きな人が訪れるようなところのようです。
居心地の良い村で、散策していたらバスの時間になりました。
バスの移動は列車とは違い、街中やちょっとした観光地を間近に見られるので、フランス好きの私にとっては楽しい移動となりました。
バスの移動も組み込んで、ホントに良かったです。
水曜日はマルシェがでるそうで、サルラに近くなると渋滞して車の進みがゆっくりになってしまいました。
ようやくサルラのSNCF(電車)駅前に着き、来た道を歩いて戻って行きます。
駅を出て左側に二本の車道があり、左側を真っ直ぐに進み、ロータリーにでたら右に進みます。
サルラの旧市街の入り口まで徒歩20分くらい。
途中にレストランやお土産物屋さんなどもあり、観光に気合いが入っている町なんだなぁと、この先が楽しみになります。
余談ですが、フランスではよっぽどメジャーな観光地以外は、びっくりするほど商売っ気が感じられません。
お土産を買おうとしても、気の利いた店がほとんどない所もあるのです。
なのでサルラは相当な観光客が訪れる所なのでしょう。
旧市街の入り口に着くと、教会の前にはマルシェが出ていました。
名産がクルミだそうで、クルミのパウンドケーキがあちこちで売られていました。
試食をすると、製造元によって結構味が違います。
また、トリュフパウダーやトリュフのオイル漬け、トリュフ塩、フォアグラの缶詰などを扱う店がありました。
地元のサラミで何の金メダルか分かりませんが、受賞した物を試食させてもらいました。
塩っぱい塩肉といった感じで、素朴ですが、美味しいかと言われたら、もう食べなくてもいいかなぁと思いました。
そこの販売しているおじさんが、[ これはフランスで製造されていてラベルがきちんと付いている、本物のサラミです!
保存料などが入っていないから、塩が効いているけれど、これが本物の味なんですよ。]と説明してくれました。
フランスで作られたラベル付きだなんて、ラベルが付いているのは普通の事ではないでしょうか?
フランスでラベルのないサラミを見かけたら、逆に怪しいと言う事なのでしょうか?
袋に入れないで、裸のまま陳列されています。
サラミって美味しいから食べていたけど、元は保存食として作られたんだなぁと、中世にいる気分になりました。
たしかにこの町は中世の面影を残しているし。
しかしこれで金賞が取れるとなると、フランス人の味覚を疑うしかありません。
スペインのマルシェだったら、同じような保存肉である生ハムの真空パックが同じような値段で買えるはずなのです。
しかも美味しい! まずハズレなし!
しかも真空パックだから、他の物に臭いがつかないからいいのです。
ごめんなさい、辛口コメントで。
おや、大好きなナッツとドライフルーツの屋台を発見。
プルーンを試食させてもらうと、肉厚でフルーツの感じが残っていて美味しかったので、即お買い上げ。
ここの商品は見た目が綺麗で美味しそうです。
私は普段からオーガニックのナッツやドライフルーツを食べますが、そんなに見た目は良くないことの方が多いのです。
ここはオーガニックではないから危険な予感がしたのですが、こんな田舎町で売っているのだから、そこまで農薬をガンガン使ったり保存料を入れたりしないだろうと、根拠もないのに良い方へ想像して、お会計を済ませました。
プルーンは5€くらいで、パリで買うオーガニックよりは少し安く感じました。
ところが12€払ったミックスナッツは200グラムもない軽さ。
えー、こんな少しで12€なんて信じられない!
販売してるおじさんに確認すると、
[ 1kgで85€ユーロなんだからその量で12€は間違いじゃないよ。最初に全部説明したでしょ。]
と言って、返品も受けつけてくれない恐ろしい露天商でした。
なんか怪しく感じた最初の印象は、商品がオーガニックではない事ではなくて、このおじさんに対しての本能からの警告だったのですね。
パリで売っているオーガニックのナッツだって1キロで85€なんて見た事がありません。いくら高くても1キロ40€ではないでしょうか?
ここのオーガニックでもない普通の商品にどうしてそんな価値があるのか、意味が分かりません。
よく見渡せば、どこにも値札が立っていませんでした。
ぼったくりだぁー。
フランスのマルシェで、初めてぼったくられてしまいました。
他にも測り売りの露天を見かけましたが、きちんと値札が出ていました。
そういえばおじさんに、何処から来たのか聞かれたので、パリだと答えました。私が地元の者ではないのを確認しての確信犯だと思います。
教訓1: 次回から、旅先でどこから来たのか聞かれたら、ここに住んでると言う事にしよう。
教訓2: お金を渡す前に値段を確認しよう。
40度の熱さと、憧れの観光地での浮かれでボーっとしていて、いつものように財布の紐を閉めていなかったのが悪かったのです。
ここはパリより高い観光地。
フランスのいろいろな場所を旅してきましたが、パリよりも物価が高いところがあると言う事に驚きました。
また、他の露天商では真空パックのクルミの重さが書いてなかったり、何の商品か忘れましたが賞味期限が書いてなかったりと、ズサンなのか、意図的なのか中世のままなのか、ちょっと疑いたくなる露天商を見かけました。
フランスの田舎の人に良い印象を持ち続けていたのですが、どこにでも悪い人はいるようです。
もちろん真っ当に商売している、善良な商人が大多数なのかもしれませんが。
この一件で、すっかりサルラを見る目が変わってしまった私。
日本でお祭りの屋台は高いと思っていたけれど、フランスのマルシェは安いと思っていたので、そうだ!祭りの屋台と同じ感覚なのかぁと、日本の祭りを思い出しました。
ここは生活者を相手にした普通のマルシェだけではなく、観光客のための露店の意味合いもあるのです。
ショックを受けている場合ではありません。他の人が絶賛していたサルラの魅力を見つけなくては。
中世の街並みが人気らしいのですが、中世の街並みの中にレストランとお土産物屋さんがひしめき合っていて生活感があまりないから、観光客は楽しく感じるのではないかと思いました。
しかもフォアグラやカモの名産地。
それなら人気があるはずです。
同じ中世の街並みなら、パリから近いプロヴァンだっていい景色です。
ただ、プロヴァンはレストランや土産物屋がサルラよりも少なく生活感があり、土産物もバラのキャンディくらいしか思い浮かびません。
中世っぽさや、自然な環境が好きなら断然プロヴァンの方を勧めます。
下3枚はプロヴァンの景色です。
観光地で集客するためには、希少性のある観光名称があるか、買い物と食事で客を満足させられるかにかかっています。
そう言う意味では、サルラはアクセスが悪いのに集客に成功している観光地です。
ただ、ミニマリストで買い物にあまり興味がなく、ヴィーガンやベジタリアンには、サルラの景色だけでまた行きたいと思わせることができるのか、疑問が残ります。
似たような村ならフランスのあちこちにあるのですから。
レストランにしても、パリのサンミッシェルに並んでいるようないかにも観光客相手のレストランが多く、セットメニューだけをみたら安く感じるかもしれませんが、サラダ単品の価格をみていたら、パリと同じくらいの金額です。
セットメニューは前菜、メイン、デザートまで入っているところが多くて、デザートを食べない人にとっては困りもの。
なんでデザートが付いちゃうの!
コーヒーにしてもらえるのか、いちいち交渉するのが面倒くさい。
散々レストランを探したあげく、試食のせいでそんなにお腹も空いていないし、暑くてフォアグラなんて食べる気にならないので、猛烈に飲みたいガスパチョスープ(冷製トマトスープ)をスーパーで買い、マルシェでクロワッサンを買い、近くの公園でピクニックをすることに。
すでにランチをしている人達や、寝転がっている人もいました。
ガスパチョが大好きですが、もともとスペインのスープだけあって、暑い時に飲んで最高に美味しく感じるのだなぁと、改めて思いました。
公園の空気は凄く気持ちが良くて、あの空気感は今後も忘れないと思います。
そしてサルラのおかげで、この周辺にある日本ではあまり知られていない、魅力ある古い城の存在を知りました。
いつかその城を訪れてみたいと思います。
美しい、素敵、また行きたい!と思う場所は人それぞれ、好みがあります。
サルラの場合、まだ日本の人にとってメジャーな観光地ではないので、気軽に誰でも訪れる町ではなく、サルラに思い入れのある人がわざわざ行くところです。
そんな人がサルラを絶賛しかしないのは当たり前だし、フランス語が分からなければその土地の人の性格が分かりにくくて、バカにされていても気がつきません。
それはそれで幸せな事かもしれませんが、あえて私は知られていない一面をお伝えしました。
サルラの魅力は他の方がたくさん書いていらっしゃいますので、そちらを参考にしてみて下さいね。
私ならサンテミリオンという、ワインの産地で有名な村にもう一度行きたいです。
パリ近郊なら先程のプロヴァンに魅力を感じます。
ここはこの先も何度も行くつもりです。
プロヴァンに関しては、10年前に行った時は中世祭りの寒い日で、全然良さを感じませんでしたが、2度目は天気のよい日で、全く印象が違いました。
それ以来、きちんとしたフレンチが食べられるレストランも見つけたので、リピートして、行くたびに違うプロヴァンの魅力を発見しています。
サルラも、もう一度行ってみたら、今回とは違う印象を受けるのかもしれません。
注: 私は一般の日本の人の感覚とちょっと違うところがあるので( だからサッサとフランス人になったのですが)、私みたいに感じる人は少ないかもしれません。
もし私が1人ではなく、誰かと一緒にサルラに行っていたら、また印象は違うものになっていたかもしれません。
フランスのメジャーな観光地しか知らない人がサルラに行ったら、きっと素敵なところだと感動すると思います。
酷暑でパリ同様の40度超えのリモージュに行ってみると
人のブログを見ていて気になった町サルラ。
ボルドーから2時間半くらいのところにあるのですが、ボルドーは数年前に行ったばかり。
リモージュから乗り継いで行かれるという情報があり、五月にたまたまSNCF(フランスの鉄道)のサイトを見ていたらパリとリモージュの往復で34€の最安値の日を見つけ、ホテルも2泊で85€の清潔そうなホテルも見つけ、まさかの一番暑い日に2泊でリモージュに行ってきました。
だからリモージュはオマケなんですが、せっかくなので観光したいと思い、調べてみてもたいした情報は見つかりません。
リモージュ焼きの工場見学ができたらいいなぁくらいの期待で出発。
7/23
朝8:29 Paris Austerlitz 発
エコ列車で、出発まで電気がついていなくて、くらい車内を携帯のライトで席を探しました。
Eチケットのみで、Eチケット初心者の私は駅のマシーンで紙のチケットに替えようとしても、番号がなく紙のチケットは諦めました。
車内で携帯電話の画面を差し出して終了。
12:17 リモージュ着
観光案内所でサルラ行きのツアーがないか尋ねると、駅で聞いた方がいいとの事。
そこでリモージュの地図とサルラの地図やサルラの観光についての小冊子をいただきました。
リモージュは古い地域と商業地区があり、ひとまずレストランの多そうな商業地区でお昼ごはんにしたいところです。
歩いているだけで滝のような汗。
久しぶりに日本の夏を思い出しました。
市場近くに繁盛している店を発見したのですが、表の看板をみていると店員さんがやってきてさっさと看板を移動させてしまいました。
よそ者、またはアジア人が嫌いなのでしょうか?
そこは止めて、すぐ近くにBio(オーガニック)スーパー兼イートンを発見。
サラダ、チーズ、コンブチャ(紅茶キノコの炭酸水みたいな飲み物)をオーダーしました。
リモージュはリモージュ牛肉やフォアグラなども美味しいそうですが、暑さでサッパリしたものが食べたいし、肉を消化する自信がありませんでした。
チーズの裏に大量のカビを発見。
餅にカビが生え始めた時のようで、チーズの生産過程で出来たというよりは、最近出来た感じ。
フランス人って、こういうカビを食べるのかな?
それとも知らないで私に出したのかな?
いやいや、なめられてしまったのかな?
旅の初日です。穏やかに、穏やかに。
食べない方が良さそうな気がして、カビの部分だけ全て残しました。
そんな訳でリモージュの最初の印象は最悪でした。
駅に戻ってサルラ行きを相談すると、滞在時間を長くするには
6:07 リモージュ発
7:24 ペリグー着
(27分待ち)
7:51 ペリグー発
8:38 ル ブュイソン着
(58分待ち)
9:36 ル ビュイソン バスで出発
10:19 サルラ駅前 到着
14:31 サルラ 発
15:50 ペリグー着
(これが最終)
(56分待ち)
16:46 ペリグー発
17:47 リモージュ着
と、まあリモージュに戻る列車の本数が少なく終電が早い。
きっとボルドーから来た方が楽だったかもしれません。
オマケに交通費は往復60€くらい。
パリ、リモージュの往復よりも高い!
リモージュから来るなら、そのままペリグーかサルラに一泊ホテルをとった方が良かった気もします。
後悔している場合ではありません。
サルラに行くために来たのだから、さっさと翌日のチケットを買いましょう。
これで安心です。
さあ、リモージュ焼きの工場見学に行ってみましょう。
予約なしで大丈夫と観光案内所で聞いたベルナルドの工場へ向かいます。
グーグルマップのおかげで、誰もいない田舎道を不安なく進むと工場発見。
美術館になっていて、6€の入場料を払いました。
器の出来るまでの工程を見学します。
昔使われていた釜が残っています。
また世界中で使われている有名レストランのセットが展示されていて、東京のタイユバンのもありました。
高級レストランで食事をするということは、こういう素敵な食器で食事を楽しむということにもなるのですね。
見学が終わってアウトレット売り場で物色していると、金色で描かれたものは高いし、おちょこに使えそうな物で27€くらいします。
手間暇かかっているのだから当然です。
本当に好きな物に出会えたら買いましょう。
ついでにロイヤル リモージュの方も行ってみました。
閉店10分前に着き、こちらはアウトレット売り場だけを急いで物色。
お手頃なマグカップと洗面台に置いたら良さそうなカップを記念に購入しました。
裏にはちゃんとロイヤル リモージュのマークが入ってました。
品物によっては裏に何も書いていない物もあります。
さて、ホテルにはエアコンがなく、窓を開けて雨戸を8割閉めて寝るのですが、虫が飛び回っているのが気になるのと、初めての場所は緊張するので、なかなか眠れませんでした。
サルラにむけて、疲れを取らなくては。
パリ星付きフレンチレストランで、ベジタリアンコースを食べてみた
7月14日に牛肉三昧のコースを食べて、私だけがお腹を壊してしまい、大量の肉を消化する能力がもうなくなってしまったのだと実感しました。
しかし19日には祝い事でレストランに行く事になっていてキャンセルしたくありません。
そこで15日から2日半の不食をし、17日の夜から軽く食事を始めて体調を整えました。
レストランから予約の2日前に確認の電話があり、ベジタリアン用のメニューがあるのか聞いてみたところ、出来ると言って下さいました。
ホントは肉も魚も食べたいけれど、消化に自信がないのだから、もとは貴族の館だというレストランの空間を楽しめたらいいなぁと思って出かけていきました。
LE CLARENCE
31 Avenue franklin roosevelt 75008 Paris
tel 01 82 82 10 10
城主の書斎と思われるこの部屋が見えるダイニングの席でいただきます。
ダイニングルーム
ベジタリアン用の中でも卵とチーズは食べられると伝え、5品のコース料理が始まりました。
チーズ味のシュウ
スイカ
トマトの天ぷら
ブリオッシュパン
なす、モッツァレラ、キャビア
青トマト、モッツァレラ
ラビオリとクルジェット
ズッキーニ天ぷら タルタルソース
アーティチョークのフライとキャビアソース
付け合わせにインゲン、生アーモンドソース (これが一番のお気に入り)
もうお腹が一杯でデザートは入りそうもありませんが、どんな味なのか知りたくて一口づつ食べてみることに。
とはいえ、もともとの大きさは一口またはふた口ほどの小さめなデザートです。
シャーベット
チョコレートムース
ブルーベリーパイ
これでコースは終了です。
お腹が苦しくても食後に何か飲まないと気が済まないのでジャスミンティー
やっぱりお菓子が付いて来ました。
もう無理!と思いながらも一口食べてみると、
アーモンドマカロン?
これだけは一個丸々食べてしまいました。
野菜だけでこんなにバラエティに富んだ綺麗なお料理が頂けるなんて、幸せです。
心配していた食後ですが、お腹を壊すことなく素敵な思い出だけが残りました。
フランス コインランドリーの使い方
パリなど建物が古いアパートには、洗濯機を置くスペースがない物件が多く存在します。
そこでコインランドリーに行く事になるのですが、初めて使う時はフランス人でも利用方法がわからないようで、たびたび質問されます。
言葉の分からない外国人なら、なおさら分かるまでに時間がかかってしまいます。
そんなわけで、コインランドリーについて説明しようと思います。
洗濯物を入れ、左上の引き出しに洗剤や柔軟剤を入れる。柔軟剤は雪❄️のようなマークのところに入れましょう。
右のダイヤルでお湯の温度を選び、ダイヤルを押す
こんなボタンの時は一度目と二度目のお湯の温度が違うので、希望の組み合わせを選ぶ
支払いマシーンへ行き
使用する機械の番号を押す
この場合は23と押します
金額が表示されます
カードなら下のカードマークのところにタッチ
小銭はどちらでもいいのでここへ
お札はここちらへ
釣り銭はこちらです
支払いの済んだ後、直ぐに洗濯機は動きます
ここれは80度で44分と表示されています。
乾燥機も同じ要領で支払います
ここは12分1.50€
慣れてくると乾燥に必要な時間が分かるようになります。
必要時間分をまとめて払うには、乾燥機が回りだしたらもう一度同じ番号を押して支払います。すると時間がプラスされます。
初めて行く時は小銭を持参することをお勧めします。
まれに釣り銭がなくてお札が入らないことがあります。
また狭いアパートが多く、利用者の多い地域は週末は混雑している時間帯があります。
起こり得るトラブル
お金を入れても動かない。
おつりが足りない。
お金を入れても買った洗剤が出て来ない。
この3つは起こり得えます。
困った事があれば館内に電話番号が貼ってあるので、そこに電話をかけて説明します。
この説明をフランス語でするのは大変ですね。
館内に誰かいたら、頼んで電話に出てもらうのもアリです。
コインランドリーに行くメリット
1.家庭用の洗濯機よりも仕上がりがいい。
固くなったタオルが柔らかくなります。
2.時間が短い
しっかり洗っても50分くらいです。
私はそれよりも短いです。
3.乾燥機で殺菌、消臭
部屋干しをしていて一度臭くなった繊維は、もう一度洗濯しても臭う場合があります。
高温で乾燥機にを回すことで、スッキリ臭いがなくなります。
初めてフランスのコインランドリーにおっかなびっくり行った時、
今までの家庭用洗濯機はなんだったの?
と思うくらい、フカフカして良い匂いがしました。
それ以外、家に洗濯機がなくてもいいかなと思っています。
急遽、2日半の不食をする事になってしまいました
7月14日 フランスの革命記念日はフランスの祝日の中で、私個人は一番意味を感じるので、フランス革命当時に思いをはせながらゆっくり過ごしたい祝日なんです。
今年は夜にモンマルトルのレストランを予約していたので、野菜のグリルでも頂こうと思っていました。
レストランに到着すると、ネットで見た時よりもちゃんとしたレストランで、入り口入って直ぐの所に牛肉用の冷蔵庫が陳列されていて、牛肉がウリだということが分かります。
今年に入ってから、極力は肉を食べないようにしていて体調が良いのですが、たまには好きな牛肉を食べてもいいかなぁ、革命記念日だし。なんて軽い気持ちでシェフのおすすめコースを注文しました。
久しぶりの大ヒットなレストランでした。
味やサービスは星付きレベル。
ここのシェフのセンスが素晴らしく、調べてみたらトルコ出身のクルド人で、13歳で渡仏したそうです。
Les Tantes Jeanne
42 rue véron 75018 Paris
Tel 01 42 51 14 21
奥の塩バター、美味しいです
牛肉のタルタル、キャビア乗せ
牛肉のカルパッチョ
魚料理
手前から神戸牛、和牛、あとは?
お皿にお肉を乗せていただきます
レモンタルト
神戸牛なんて生まれ初めて食べました。
ちょっと油が多過ぎて、和牛の方が好みです。
牛肉のタルタルは、一生忘れられない味となりました。
お肉のほのかな甘みが広がって、あー、幸せ。
帰宅してしばらくすると、お腹が変。
4回もトイレに行く羽目に。
夜中の就寝中に、腸がムカムカして気持ち悪くなり、ガストロ(胃腸の風邪)か食中毒かなぁと不安になりました。
またトイレへ。
朝もまだお腹を壊していました。
一緒にレストランで同じものを食べた人に連絡してみると、至って元気な様子。
なーんだぁ、私の体調の問題だったのね。
ってことは、大量のお肉が消化出来ない体になってしまったってこと?
ちょっと困るなぁ。
焼肉屋さんに行かれない!
そういえば二回目の不食(5月下旬に5日間行いました)後、肌は綺麗になったのに腸の調子が今ひとつだったのです。
昨年の8月に8日間の不食をした後は、今年の春まで風邪は引いても薬も飲まずに直ぐなおり、お腹を壊す事もなく絶好調だったので、どうして二回目は良い結果が出ないのだろう?と不思議に思っていました。
レストランに行った翌日、
[ 食欲もないし腸の調子も悪いから、この機会に不食をしよう!]
と、準備なしに不食は始まりました。
目的は内臓を休ませること。
15日 初日
9:00 Bioルイボスティー 一杯
(Bio=オーガニック)
Bio蜂蜜 小さじ一杯
マーマイト 小さじ一杯
マーマイトを味噌の代わりに常食
18:00 お茶1杯
23:30 ルイボスティー一杯
蜂蜜 小さじ一杯
16日 2日目
9:00 ルイボスティー一杯
蜂蜜 小さじ一杯
マーマイト 小さじ一杯
11:30 お茶 一杯
15:30 Bioオレンジジュース一杯
18:00 お茶1杯
23:30 ルイボスティー 一杯
蜂蜜 小さじ一杯
17日 3日目
9:00 ルイボスティー一杯
11:30 お茶1杯
15:30 塩おにぎり一個
豆腐の味噌汁
22:30 ミックスナッツ
Bio 豆乳ヨーグルト1個
蜂蜜小さじ一杯
炭酸水 250ml
プチ不食を終えてみて、不食中は初日の朝にお腹を壊してからずっと便意はありませんでした。
今日はいつもは食べない朝食をあえて取ったところ、しばらくして便意がやってきました。
とりあえず腸は落ち着いたようです。
今回は初めて仕事をしながらの不食でしたが、人が周りで食事をしていても気にならず、今までで一番楽な不食でした。
期間も2日半だし。
ホントはもっと続けられたのです。
しかし明日は素敵なレストランを予約していて、せっかくの機会を逃したくないので、早めに不食を切り上げて回復食で体調を整えることにしました。
今回の不食で、そこまで食べる事が楽しみではなくなりましたが、素敵な空間に身を置いて会話を楽しみたいとは思うのです。
私の住まいが城の一室並みに美しければ、家に人を招いてお話しをすれば済むのですが、現実は超シンプルな小さいアパートです。
素敵なレストランって、夢を見させてくれる空間なんですね。
さて、明日行くレストランから予約の確認の電話が昨日来て、ついでにベジタリアン用のメニューがあるのか確認をしておきました。
明日はベジタリアン用のメニューをいただきます。
せっかくの金髪がもったいない人達
フランスに住んでいると、金髪の人をよく見かけます。
染めている人も多数いますが、どうみても天然の金髪の人もいます。
黒髪の私が金髪にするとなると、維持費はかかるし毎日のケアに手間もかかります。
生まれつき金髪なんて、少なくとも維持費はかからないのだから羨ましい事です。
先日、地下鉄の中で金髪のおばさん達を見かけました。
なぜマダムと言わずにおばさんと形容するかというと、見た目がおばさんだからです。
髪はケアしていないのかバサバサで、ヘアスタイルも起きてとりあえずブラッシングした程度。
服がヨレヨレでも、髪にツヤがでていてまとまりがあれば、ケアをしているんだろうなぁと思えます。
せっかく金髪に生まれて来たのに、羨ましいと思えない古びた人形の毛のように放ったらかしなんて。
もったいない!
日本で生まれ育った私には天然の金髪ヘアなんて珍しく、とても綺麗だと思ってしまうのです。
しかしそれは手入れされた金髪であって、ボロボロの金髪に価値はないのですね。
でも手入れされた金髪だからと言って、羨ましがる必要はないのかもしれません。
黒髪の直毛は、ヨーロッパ人にとっては珍しいのです。
せっかく黒髪、直毛に生まれたのに茶色や金に染め、パーマをかけるなんて、ヨーロッパの人たちからしてみれば、もったいない事なのかもしれません。
安全な外国に住んでいるなら、生まれ持った素材を活かすのは得策です。
日本人好きの男性をゲットするために、前髪パッツンの黒髪ロングにしてフランスに留学してくる人もいます。
黒髪ロングは外国人ウケがかなりいいのです。
まあ、白髪でも増えたら金髪にした方が白髪が目立たなくていいかもしれませんが。
何色の髪であれ、もったいないと思われないようにケアだけはしておかなくては。