jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

リモージュのホントに行ってみるべき観光スポット

 7月25日、相変わらず30度を超えるリモージュ最終日、パリへの帰りの列車は13:59発。

 

 せっかくなのでリモージュ焼きの歴史をたどることができる、国立磁器博物館に行ってみたいと思うのですが。

 

 しかしホテルのチェックアウトは11時。

もし12時のチェックアウトならば、荷物をホテルに置いたまま博物館に行って、12時にチェックアウトをしてからランチをすれば上手く時間が過ごせます。

 

 しかし11時のチェックアウトなので、重い荷物を持って10時から12:30の間にオープンしているリモージュ焼きの美術館に行くしかないのです。

 

 サイトには、テロ以降は荷物制限があり、小型の手荷物での入場と書いてありました。

 

 預かってくれるのか分からないし、聞くのも面倒になり、ホテルのチェックアウトまでは商業地区にもう一度行って、まだ歩いていない道を歩いてみる事にしました。

 

 もしまたリモージュに来る時のために、行きたいところは一つくらい残しておきましまょう。

 

  初日は急いでいたので、けっこう見落としていた景色に出会えて、リモージュもなかなかいいかもしれないと好感度が上がりました。

 

今はギャラリーラファイエットまえの大きな広場と、市場のレ アルは工事中で、工事終了後がどうなるのか、ちょっと気になります。

 

 チェックアウト後は、未だたどり着けていないサンテティエンヌ橋を見に行って、その後はその直ぐそばのリモージュ美術館の前の庭でのんびりして時間を潰せば、思い荷物でも移動できると思っていました。

 


その庭は初日に行って、気持ちの良い素敵な広い庭だったので、また行きたかったのです。

 


 サンテティエンヌ橋に向かう途中に古い町並みがあり、橋が見えた時には驚きました。

 

ここの景色がリモージュで一番美しいのではないかと思うのは私だけでしょうか?

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 川の両脇にはベンチがあり、古い時代のその辺りのパネルが展示されています。

 

 しばらく川辺でのんびりしていると、川辺を散策している観光客や、散歩をしている人にちょこちょこ出会いました。

 


 そしてフランスの観光地でよく見かける観光用の機関車が川辺を走って行きました。

 


一度も街中で見かけなかったのに、ここで出会うなんて。

知っていたら乗りたかったくらいです。

 


 橋を渡った右角に素敵なレストランを発見しました。

あれ?ここは下調べをしていて気になっていたレストランではないですか?

 

  ネットで確認すると、気になっていたレストランに間違いありません。

 


こうなったら入ってしまいましょう。

ここはエアコンの効いた室内か、見晴らしの良いテラス席の両方ありました。

 


 酷暑なので部屋に通され、涼しい中で最後のリモージュの食事でワインもいただく気分になりました。

 


 特産を使ったコースはもちろんヴィーガンコースもあり、迷わずヴィーガンの方を注文しました。

 


お通しまで出てくる、シャレたレストランで、スタッフもきちんとした気持ちのいい接客をしてくださいました。

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客層からみて、地元の大人たちに愛されている感じのレストランに思えました。

 


すっかり気分が爽快になり、リモージュとの別れが少し名残惜しくなります。

 


いつかまた来たいなぁなんて思うほど、橋周辺の感じが良かったです。

 


ただ私はフランスの田舎や歴史が好きで、買い物にはあまり興味がないので、日本の方が訪れて、すごく素敵と思うかはわかりません。

 


だから日本のガイドブックには、橋は掲載されていてもこの川の周辺が散歩に良いとは書かれていないと思います。

 


フランス人ならこういう自然の残っている散歩道が好きだと思います。

 


川の素敵なところならばここ以外に、パリから45分で行かれるモレ シュル ロワンがあります。

 


この街は画家シスレーが愛した町として有名です。

 

 モレ シュル ロワンはお土産物屋さんがあっても一件くらいで、レストランもあまりありませんが、ピクニックをするには素敵な川辺です。

 

 リモージュに行く予定がないならば、こちらをお勧めします。

 

さて、パリに戻るために駅に向かいます。

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 列車に乗り込むとぬるいサウナのような暑さで、乗客は扇子をパタパタするか、じっと耐えている様子です。

 

外は38度くらいでしょうか?

 

 車掌さんからのアナウンスがあり、この列車は100%エコカーです、との事。

え?だからエアコンが効いていないの?

 

 サルラ行きのローカル電車の方が涼しかったなんて。

 

 直射日光が車内に入らないように、ほとんどのカーテンが閉められていて、景色はほぼみる事が出来ません。

 

 不思議なのは、ハンカチで頻繁に汗を拭いているのは私だけで、誰も汗を拭かないのです。

 

フランス人は暑さに強いのかもしれません。

 

炎天下でも公園で日にあたっている人がいるし。

 

車内販売で冷たい飲み物を売りに来た人は、汗びっしょりになっていました。

 

 過酷な労働環境で大変そうです。

 

この移動の3時間半が、まあ長く感じる事。

何かの修行のような気持ちになります。

なかなか体験できない貴重な体験となりました。

 

 ようやくパリに到着して、南のリモージュよりは涼しいだろうと期待していましたが、さほど変わらぬ暑さです。

 

 帰宅すると部屋の室温が29度で、窓を開けても外の方が暑く、今年初めて掛け布団なしで休みました。

 

 リモージュ、サルラと聞くと、今後はこの暑さを真っ先に思い浮かべると思います。

 

実際は私の滞在していた時だけが、パリ同様に異常な暑さだっただけのようです。

 

 また違う季節に訪れて、新たな発見をしたいと思います。