jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

パリのワンルーム探し

 日の当たる部屋を見つけて、今月引越したリュリです。

 

 先月までは昼間でも電気が必要な中庭側の部屋に住んでいて、ほとんど日は当たらないし景色は前のアパートの窓だけしか見えなかった。

 

そんな寝るにもってこいの素晴らしい環境で、休日は昼過ぎまでグッスリ眠れ、起きれば明るさを求めて外にでたくなるという、健康的?な生活をしていた。

 

今の日の当たる部屋に住んで変わったのは、目覚ましよりも早く目が覚めること。

 

 暖かく明るいので、部屋でくつろいでいたいと思える事。

 

 けっこうな直射日光で、一度薄くなったシミがたった2週間で濃くなってきた事。

 

環境は大切だ。

 


パリ近郊にはいろいろな物件がある。

 

広さやエリアにもよる家賃の違いがあるのは日本と同じ。

 


家賃が安い物件に管理人さんがいたり、バスタブがついていたり、セントラルヒーティングだったらかなりラッキー。

ワンルームだと洗濯機もあるほうが珍しい。

日本並みに綺麗な部屋が見つかったらラッキー。

 

 選ぶ際に悩むのは

 

共同トイレで部屋にトイレのない物件

6~7階の最上階で階段しかない物件

中庭側で日の当たらない物件

 

大半の建物は大昔の外観を保ったまま、中だけは近代化してきた。

 

だから完璧ではない。

 

この美しいパリの外観を保っているのは、住人の我慢と努力の賜物なのだ。

 


掲示板に掲載される屋根裏部屋は、昔お手伝いさんが住んでいたメイド部屋にシャワーや小さいキッチンを取り付けている場合が多い。

そのためエリアは割と良い地区だったりする。

 


そこまでアンティークな物件ではなくてもお一人様物件があちこちに点在していて、私がかつて住んでいた5区の物件は元ホテルだったそう。

 


 日当たりは良かったがトイレは共同で、夜中にトイレを流していたら、ある時トイレの隣の部屋の住人だと思うが、苦情の紙がドアに貼ってあった。

 


フランスに来たばかりの頃、ホームスティ先では夜中にトイレは流さないでそのままにしておくように言われた事がある。

 


 先月まで住んでいた所は隣の人のイビキまで聞こえたが、深夜にシャワーを使ってもトイレを流しても何も言われなかった。

 


 知り合いは深夜に髪を洗ってドライヤーを使うが、苦情はないという。

 


さすがにそれはしたくないので、夏は扇風機で乾かして冬はなるべく朝に髪を洗っている。

 


年をとると夜眠れないお年寄りが多いようで、音に対して神経質になりやすい。

 


隣や下にお年寄りが住んでいたら注意が必要かもしれない。

 


 さて、どうやって物件を探すのか?

Mix bのサイト

OVNIのサイト

帰国する友達の紹介

京子食品店にある掲示板

不動産会社

 


この辺りが利用率が高いのではないか?

 


私が利用した事があるのは

京子の掲示板

Mix bサイト

友達の紹介

 

不動産を通した事はない。

 


日本から来る場合、最近では住む所を決めて来なくてはならないと聞いた。

 


それに対応してか、Mix bの物件で[ 日本からの申し込み可能 ]というのを見た事がある。

 


 多くの物件はオーナーさんが載せているというよりも、今住んでいる人が次に住む人をフランス人オーナーさんのために見つけあげようと、代理で掲載している。

 


こちらに住んでいればマメにサイトを見て、気になる物件をみつけたら見学させてもらう。

 


代理掲載の場合は住人にいろいろ質問できて安心。

 


私が知りたいのは、

 


隣からの物音のレベル

だいたいの電気代

シャワーの排水がスムーズか

水漏れはなかったか

 


などなど

 


あまり騒がしい隣だと困る。

 


シャワーの排水が髪の毛のつまりとは関係なく、構造上の問題で流れが遅い物件もある。

 


まあ、どこかしら壊れたまま直さないで住んでいるケースが多く、気になった住人がオーナーさんに言って直してもらう。

 


たかだか一年くらいしか住まないのに、フランス語でやり取りして修理の日に家にいなくてはいけないのは面倒だから、だいたいの人はそのままにしてしまうだろう。

 

なのでオーナーさんが改装でもしない限り、ガタついたまま引き継いで住む事になる。

 

不動産の物件ではなく、サイトに掲載された個人が直接貸す物件の場合、前の人が出た後、掃除業者など入らずにそのまま入居する事になるだろう。

 


特に安い物件はこの傾向があり、前の人の性格が部屋に残っている。

綺麗好きな人であって欲しいと願うばかりだ。

 


 1年くらいで帰国する人が多いので、同じ物件がたびたびサイトに現れる。

 


 今は何人かの日本人でシェアして住む物件も増えてきた。

 


フランス語がほとんど話せず、来たばかりの人にはありがたい環境になるだろう。

 


 ちなみに、パリでは洗濯物をベランダに干してはいけない事になっている。

 


なので洗濯機がなかったり、干す場所がない場合はコインランドリーが近くにあるかは大切なポイント。

 


引っ越したいと思ったら、毎日いくつか同じサイトをチェックする事をお勧め。

 


 物件は突然掲載され、掘り出し物件は直ぐに借り手が決まってしまう。

 


ということは、ずっと掲載され続けている物件は人気がないという事なのか?

 

 ワンルームは家具やキッチン用品の生活必需品が用意された部屋を貸している事が多い。

 

短期間なら買わなくてよいから便利。

ただ長く住む人にとっては、古くなっていたり、趣味の合わない生活用品を部屋に置いておかなくてはならないのは困る。

 

今回は備え付けのシーツ、カーテンがヨレヨレで、便座はかなり傷んでいたので、オーナーさんに替えて欲しいと言ってみたら買い替えてくれるという。

 

掃除機も欲しいと言ってみたら買ってくれた。

ただしオーナーさん宅に取りに行った。

 

5区のアパートの時はベッドのスプリングが弱り切っていて、寝ると沈んだままで辛かったので、オーナーさんに相談したら買い替えてくれた。

ただしオーナーさんと一緒に買いに行き、ベッドが運び込まれる日には家にいなければならなかった。

 

ベッドの為に2日間、お金は使わないけど時間は使った。

 

これで快適が手に入ったのだから、めでたしめでたし。