猛暑のフランスで砂糖断ち、ひと月やってみた感想
身体に良いと言われると、一度は試したくなってしまうので、砂糖断ちが良いとネットで見つけてから興味を持っていました。
もともとアトピー体質で、体調が悪くなると直ぐに痒くなるのと、手が常に痒くて困っています。
断食、食事療法など色々と試しましたが、更に貪欲に体質改善をしたいと思うのです。
砂糖がなぜ良くないかは、他の方が沢山書いていらっしゃるので省かせていただくとして。
砂糖断ちを始める前は、凄く胡散臭くかんじました。
なぜかと言えばその昔、美肌の女王で有名だった鈴木その子さんがダイエット本を書いていて、1日3食の他におやつで甘い物を勧めていました。
鈴木式ダイエットの特徴は、油や農薬を食品から抜いて、米を中心にした食生活にするというものです。
なので、油の入っていない羊羹やお饅頭、または彼女のブティックで販売しているお菓子なら間食に食べても大丈夫なのです。
それまでは他のダイエット方法で生理が止まってしまったりむくんだりして、理想の身体になれなかったのです。
それが鈴木式を始めてすぐに健康的に痩せていき、今まで同じ体型を保ち続けています。
それ以来ずっと鈴木式ダイエットの効果を信じています。
結局は、砂糖を取りすぎるから良くないのではないかと思うのです。
昔から精製された白い砂糖は良くないとは言われています。
砂糖が身体に良いなんて話は聞いた事がありません。
砂糖に中毒性があるのは本当でしょう。
止めようとしても、なかなか止められるものではありません。
肉をやめてみたり、アルコール、揚げ物をやめてみたりした事はありますが、まさか自分が甘い物をやめられるなんて、思ってもいませんでした。
私は超甘党なんです。
何かに興味を持つということは、実行した方がいいサインなのだろうと勝手に解釈して、いよいよ7月1日から一カ月間は、人生初の砂糖断ちに挑戦してみました。
このひと月の間に3回の外食があり、甘い物を食べてしまった事は先に白状しておきます。
砂糖断ちとはいえ、全く甘い物を取らないワケではありません。
ハチミツ
干しぶどう
乾燥プルーン
(なるべくオーガニックのもの)
この三品は日常的に摂取しています。
さて、ひと月経って感じた事ですが、
1. 手以外は痒みが出にくくなりました
フランスは猛暑で、砂糖断ち中に40度くらいの日があって、汗が滝のように流れる日がありました。
いきなり暑くなると、肌が汗に慣れていないので、自分の汗にかぶれて痒くなる時があるのです。
ところが肌はなんともありませんでした。
旅先で、つい朝と夜にオーガニックの100%オレンジジュースを200mlづつのみ、昼にレモネード200ml(フランスではスプライトのような炭酸飲料)、夕方は試飲で配っていた甘いアイスティー120mlを飲んでしまいました。
こんな4回も甘い物を飲む事は普段はなく、たまに飲んだとしても1日に一度。
この日だけは甘い飲み物を取りすぎました。
その日は夜に、首の辺りが急に痒くなって驚きました。
いくらオーガニックの100%オレンジジュースでも、生のオレンジをその場で絞った物ではないのだから、これも飲み過ぎは良くないのだろうと思います。
この一件で、砂糖の取りすぎで痒みが出ていた事が分かりました。
もっと早く知っていたら良かったのに。
2. 気がつけばお腹の周りの肉が落ちていました
暑くても食欲が落ちないので、食べ過ぎないように気をつけて食べていますが、ウエストがベストな状態になっています。
3. 無駄遣いが減りました
夏に砂糖断ちすると、いかに砂糖で囲まれているか分かります。
街でみんな食べているアイスクリーム、カフェで飲むジュース。
砂糖断ちするとこれらと無縁になるので、家でも飲めるコーヒーかペリエを飲むためにカフェに立ち寄るのはバカらしく、外出していても水を買う程度の出費になります。
フランスは公園でのんびりする人が多く、木の下は割と涼しいのです。
カフェにエアコンがないところが多く、涼むためなら公園で充分。
それで一人の時はカフェでのんびりすることはないのです。
外食をしてもデザートは食べないので、その分は節約になります。
まだこの程度しか砂糖断ちの効果は分かりません。
けれど痒みが出にくくなっただけでも、私にとっては充分な効果です。
それに砂糖中毒からは抜け出せたようで、甘い物を食べなくても大丈夫になりました。
ただ食後のデザートという習慣から抜け切れていないので、家ではナッツやドライプルーンを食べています。
外食の時は、パンを食べてメインが終わる時に満腹になるようにしています。
せっかくなので、もう一カ月は砂糖断ちを続けて、他にも身体に変化が起こるのか観察していきたいと思います。