jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

幸せはここにあった! だから好きな旅行に行けなくても平気

 コロナの影響で四月、五月、六月のプチ旅行がダメになりました。

 

どれだけ旅行する気だったのかと、突っ込み入れたくなりますが。

 

おまけに まだ先の八月のフライトまでコロナの影響でキャンセルされ、返金は不可能で、代理店とのやりとりに疲れ果てました。

 

 コロナがなければ、きっと日常を離れて、旅行で息抜きがしたかったと思います。

 

 ところがロックダウンで3カ月ものんびりでき、その間に今まで知らなかった縫物好きが判明したのです。

 

 マスク作り、雑巾、浴衣からシャツへのリメイクで直線縫いに磨きをかけ、家にある布で作るものを習作と呼び、下手でも練習だと思って縫物に励んでいました。

 

 そろそろ余り布が無くなってきた頃、知り合いに新品のシーツ(サイズを間違えて使えない)をもらい、その布でフレアスカート、パンツ、チュニックブラウスを手縫いしました。

 

 言わなければ自分で作ったとは思われないくらい、手縫いに磨きがかかってきました。

 

今年の夏は自作の服で間に合いそうです。

 

 縫物をしていると、外に出かける時間が惜しいし、寝る時間も惜しくなります。

 

 時間を忘れて没頭出来る事に、生まれて初めて出会いました。

 


  面倒くさがりなので型紙は使わず、手持ちの服で寸法を測っています。

 

 チャコペンは使いにくかったので、エンピツかマジックペンをつかい、まち針はないので洗濯バサミを利用しています。

 

 私は服やタオルを処分する時に、もったいなくてそのまま捨てられないのです。

 

 タオルは使い捨てバスマットや雑巾になるし、リメイクできるものは作り変えて、Tシャツなどは細かく切ってメイク落としや掃除に使います。

 

 今はタオルを使わずに日本手縫いを代用していて、古くなったものを小さく切り、布マスクに口紅が付かないように中に入れてます。

 

 せっかく出会ったものを最後まで使い切りたいと思ってるのです。

 

この気持ちが手縫いを上達させてくれたのでしょう。

 

 最近は好きな布を買って作品を作るようになりました。

 


 ロックダウンで得たものは裁縫の技術。そして旅行に頼らなくても裁縫をすることで楽しくなれると知った事。

 


家の中に幸せはあったのでした。

 


 毎日裁縫に忙しくて、ブログを書く気になかなかなれなくて。

 

ちょっと反省中。