パリ 夜間外出禁止スタート
コロナ感染者増加のため、フランスのいくつかの都市では夜間外出禁止が昨日から始まりました。4週間は続くようです。
私の知っている人で感染した人も出て来て、気を引き締めている今日この頃。
敵が迫ってきているような感じです。
パリは夜の21時から朝6時までは基本的に外出禁止ですが、特例はもちろんあります。
飲食店は21時閉店。
通常20時くらいから夕食のフランス人にとっては、外食しづらい状況です。
今やテイクアウトをして帰宅する人が増えているのではないでしょうか。
もしも日本のデパ地下がフランスにあったら、間違いなく繁盛する事でしょう。
Uber eatsなどのデリバリーもよく見かけます。
ところが、こういう状況でも急いで帰ろうとしないのがフランス人の凄いところ。
20時58分に地元の駅に着き周りを見渡すと、誰も急いでいません。
私なんて警察官がいないか気にしているのに。
呑気に親子で自転車に乗っている人達もいます。
この人達、絶対に21時までに帰宅できなそう。
それでも外出禁止前よりは街に人はあまりいません。
ひとつ気になるのは、20:30過ぎて電車に乗ると、かなり人が乗っている事。
駆け込み帰宅者のラッシュアワーで、通常の車内よりは密な状態。
とは言っても、日本のラッシュの1/3程度なのですが。
ちなみにパリはもう冬で、暖房も入っています。
なので普通に風邪にかかりやすい季節。
夜間に外出できないのは感染予防の他にも、身体を休ませて抵抗力のある身体にするには役立ちます。
今年はウイルスの感染予防の大義名分があるので、家から出ない事に罪悪感がなくなり、天気が良くても家で過ごすのがすっかり板についてしまいました。
食料の買い物さえ面倒になって、家にある物で済ませてしまう事も増えました。
あんなに散歩好きだったのに。
おかげで今年の秋は、色白な肌のままです。
感染は防げそうだけど、この運動不足が不健康の素にならなければ良いのですが。