jeanne-lully’s blog

ちょっと変わった元日本人がパリで思う事

クリスマスをやり過ごせば、あとはお一人様パラダイス

 なんかねー、嫌な時期が来てしまいました。

 

 日頃はお一人様生活を100%満喫しています。

 何時に起きようと何時に帰宅しようと、誰にも何も言われない。

一年で363日は素晴らしい日ばかり。

 

レストランだって1人で行きます。


ところがお一人様にとって12月は複雑な月。

 

なにしろクリスマスや大晦日と言った、家族や恋人となどと過ごす人が大半の日が2日もあるのです。

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人と会ったからといって、必ずしも楽しめるわけではないのは分かっています。

つまらない集まりもあるでしょう。

 

それでも、人といてイベントに参加した達成感はあると思うのです。

 

 海外に1人で住んでいるので、家族や親戚は近くにいません。

 

もちろん1人で過ごしてもいいけれど、周りの雰囲気にどうしても飲み込まれてしまい、特にクリスマスはなんとなく寂しい気分になるのは私だけ?

 

12月25日だけは、あれだけ楽しませてくれた街のイルミネーションが恨めしく思えてしまうのです。

 

 日本に居た時は常に仕事で、いつもと変わらない生活ができていたのは、今思えばありがたい事でした。

 

 ところがパリに来てからは、職種によってですが、この2日は休みになる確率が日本よりも格段に高い。

 

 パリのお一人様でも、年末になると実家に帰ったり、バカンスに出かけてしまいます。

 

  日頃からお一人様のお友達で、年末にパリに残る人と仲良くしておかないと、年末難民になってしまう。

 

そうならないために、前から仕込んでおいた予定が消えてしまいました。

 

うーん、しかたない。

 

2年前に  一度、クリスマスに一泊でフランス国内のグループ旅行に参加した事があります。

 

参加者の大半がお一人様フランス人。

年齢層は高め。

そのほか、数組のご夫婦。

日本人は私1人。

 

 フランス人だって、クリスマスにひとりは寂しいのでしょう。

 

 なにしろお一人様同士、直ぐに打ち解けて、長い移動中のバスからおしゃべりが始まって、クリスマスディナーを囲む頃には皆んな仲良し。

 

 仕事疲れを癒そうと息抜きのために参加した私は、のんびりしたいしバスでは寝ていたかったので、1人で大人しく周りから浮いていました。

 

 そんな私を周囲のフランス人達は、孤立しないように気にかけてくれ、バス移動中、眠りから覚める度に話しかけてくれます。

 

 日本の知識も興味もない私に、気を使って日本の話題を振ってくれたりもしました。

 

 そっとしておいて欲しいと思いつつも、周囲の温かさは伝たわってきます。

 

 素敵な参加者に恵まれて居心地の良い旅行でしたが、フランスの北のほうの旅行だったので、自由時間に街中を散策するのが寒すぎて大変。

 

 12月25日の午前中なんて田舎の街はどこも閉まっていて、どこか開くまで街中を散策し続けるしかありません。

 

しかし小さな街の隅々まで知り尽くすのに、そう時間はかかりません。

 

クリスマスに開くのは少ないレストランくらいです。

 

寒い中でずっと外にもいられず、カフェとレストランをハシゴして、帰りの集合時間まで時間を潰すのが予想以上に大変でした。

 

おまけにお土産で持ち帰ったのは風邪ウイルスで、その後ひと月も咳が続いて苦しみました。

 

この教訓から、冬はグループ旅行に参加するのはやめようと心に誓いました。

 

 今年も同じ旅行会社のクリスマスや大晦日のツアーの募集がいくつか出ていますが、全て満員です。

 

それだけワイワイ楽しみたいお一人様が多いのでしょう。

 


寒がりでなければ魅力的な旅行なんだけどなぁ。

 

年末を制する者はお一人様上級者。

 

何としても楽しく過ごしたい私。

 

ところが今年は交通機関のストライキが12月5日から続いていて、個人旅行はチケットがキャンセルされる恐れがあるのでやめておいた方が無難。

 

それに行ったところで、クリスマスや大晦日に1人で時間をつぶせる旅先はどこなのだろう?

そもそもお店や美術館なども閉まっている確率が高いでしょう。

 

 そこで25日はストライキ中でも行かれる劇場へ、ミュージカルを観に行く事に。

 

大晦日は2020年の目標でも考えて過ごしましょう。

 

 数年前までは、クリスマスはパレエ、年明けすぐにミュージカルを観に行ってました。

この日はパリの人達は家族と会うので、旅行者くらいしか観に行かないのか、チケットが取りやすい穴場の日。

 

 そろそろ、クリスマスや大晦日だからといって人と戯れなければ寂しいという洗脳か思い込みを捨てて、むしろ日常と変わらないスタンスで、平日扱いできるようになりたいものです。